5.3.2 DPボリュームの削除
機能
Hitachi Device Manager Software(以降,HDvM)を操作して指定された仮想ボリューム(DPボリューム)を削除します。
この部品が前提とするサーバを以下に示します。
・HDvMサーバ
HDvMがインストールされているサーバです。
・HDvM CLIサーバ(実行対象サーバ)
HDvM CLIがインストールされているサーバです。JP1/AOによりこのサーバに部品が転送され,実行されます。
ストレージシステムがRAID系の場合のみ,削除する前にボリュームのフォーマット(通常フォーマット)を行います。
利用場面
仮想サーバを削除したあと,仮想サーバのデータを格納していたLUを削除する場合などに利用できます。
関連する部品を以下に記載します。
・storageDeleteHostgroupLU
前提条件
【システム内前提製品】/【実行対象システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
JP1/Automatic Operation 10-12以降
【実行対象システム内前提製品】
(1)HDvMサーバに以下がセットアップされていること。
・Hitachi Device Manager Software 07-00以降
(2)システム内のストレージシステムとして以下のいずれかがセットアップされていること。
・Hitachi Adaptable Modular Storage 2000
・Hitachi Universal Storage Platform
・Hitachi Virtual Storage Platform
・Hitachi Unified Storage 100
・Hitachi Unified Storage VM
・Hitachi Virtual Storage Platform G1000
【実行対象システム内前提製品の使用条件】
(1)ストレージシステムがHitachi Device Manager Softwareで管理されていること。
(2)ストレージシステムに操作対象のLUおよびホストグループが作成済みであること。
【実行対象サーバ内前提製品】
・Hitachi Device Manager Software CLI 07-00以降
【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】
・Windows Server 2003, Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64) SP1以降,Windows Server 2003 R2, Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64)
・Windows Server 2008 Standard/Enterprise (x86/x64),Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
・Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
注意事項
(1)HDvM.familyTextプロパティにはサポート対象外のストレージシステムを指定しないでください。
実行権限
(1)HDvMに接続するユーザーに,以下の権限が必要です。
リソースグループとして「All Resources」を割り当てられ,Modify権限を持つユーザー。
バージョン
01.13.00
カテゴリ
HCS/HDvM
タスクログに表示される部品の名称
storageDeleteLU2
戻り値
戻り値 |
説明 |
---|---|
0 |
正常 |
21 |
異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知) |
27 |
異常(エラー内容はタスクログで確認) |
41 |
異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知) |
プロパティ一覧
プロパティ一覧を次の表に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
デフォルト値 |
入出力種別 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
HDvM.cliInstallPath |
HDvM CLIのインストールパス |
Device Manager CLIのインストールパスを指定します。 |
− |
入力 |
○ |
HDvM.httpType |
HDvMとの通信プロトコル |
Device Managerとの通信プロトコルをhttpまたはhttpsで指定します。 |
http |
入力 |
○ |
HDvM.hostName |
HDvMサーバのホスト名 |
HDvMサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスは指定できません。 |
− |
入力 |
○ |
HDvM.portNumber |
HDvMとの接続ポート番号 |
Device Managerとの接続ポート番号を指定します。 |
2001 |
入力 |
○ |
HDvM.userName |
HDvMに接続するためのユーザー名 |
Device Managerに接続するためのユーザー名を指定します。 |
System |
入力 |
○ |
HDvM.password |
HDvMに接続するためのパスワード |
Device Managerに接続するためのパスワードを指定します。 |
manager |
入力 |
○ |
HDvM.serialNumber |
ストレージシステムのシリアル番号 |
実行対象のストレージシステムのシリアル番号を指定します。 |
− |
入力 |
○ |
HDvM.family |
ストレージシステムのファミリー名 |
ストレージシステムのファミリー名を指定します。指定可能な値はAMS,USP_V,USP_VM,VSP,HUS,HUS VM,VSP G1000のどれかです。 |
− |
入力 |
○ |
HDvM.deletionOption |
DPボリュームの削除方法 |
DPボリュームとDPプールとの関連づけが解除されていない場合でもDPボリュームを削除する場合に,"force"を指定してください。 |
− |
入力 |
△ |
HDvM.arrayGroupName |
仮想パリティグループ名(USPの場合だけ) |
仮想パリティグループ名を「Xn-1(nは数字)」形式で指定します。 |
− |
入力 |
△ |
HDvM.devNumber |
DPボリュームのデバイス番号 |
DPボリュームのデバイス番号を10進数で指定します。 |
− |
入力 |
△ |
plugin.destinationHost |
実行対象サーバのホスト名 |
この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
− |
入力 |
○ |
HDvM.familyText |
ストレージシステムのファミリー名(カスタムオプション) |
HDvM.familyプロパティの選択リストにないストレージシステムのファミリー名を指定します。このプロパティを指定した場合,HDvM.familyプロパティに指定した値は無視されます。 |
− |
入力 |
△ |
HDvM.luFormatOption |
LUフォーマットの要否(カスタムオプション) |
LUを削除する前にフォーマットするかどうかを指定します。フォーマットする場合はyes,フォーマットしない場合はnoを選択してください。このプロパティは,HDvM.familyTextプロパティにHDvM.familyプロパティの選択リストに存在しないファミリー名を指定した場合だけ有効になります。 |
− |
入力 |
○ |
common.returnValue |
部品の戻り値 |
この部品の戻り値が格納されます。 |
− |
出力 |
△ |