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JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.14.5 時刻判定

機能

指定した判定対象の時刻が,指定した条件に一致するか判定します。

判定対象の時刻(common.criterionTimeプロパティ)について次に示します。

・「hh:mm」の形式で指定してください。

・省略した場合は,実行対象サーバの現在時刻が設定されます。

 設定される現在時刻は,実行対象サーバに対してエージェントレス接続したユーザーに設定されているタイムゾーンに従った現在時刻です。

判定条件(common.conditionプロパティ)について次に示します。

・「hh:mm-hh:mm」の形式で指定してください。

 1つ目の「hh:mm」は条件の開始時間を,2つ目の「hh:mm」には条件の終了時間を指定してください。

・次の条件を満たす場合に,当該条件に一致したと判定し,一致した条件(common.matchConditionOutputプロパティ)に出力文字列(common.conditionOutputプロパティ)を格納します。

 条件の開始時間 ≦ 判定対象の時刻 < 条件の終了時間

・条件は最大10個まで指定できます。

 指定した時刻が複数の条件に一致する場合は,条件の番号が小さいほうの条件が優先され,一致した条件(common.matchConditionOutputプロパティ)に該当する出力文字列(common.conditionOutputプロパティ)を格納します。

出力文字列(common.conditionOutputプロパティ)について次に示します。

・512文字以内の文字列を指定してください。

・省略した場合は,条件の番号が設定されます。

条件に一致しなかった場合の出力文字列(common.otherConditionOutputプロパティ)について次に示します。

・512文字以内の文字列を指定してください。

利用場面

値判定分岐部品と組み合わせて使用することで,時間によってフローを分岐する場合に使用できます。

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

 JP1/Automatic Operation 10-50以降

【実行対象サーバの稼働OS】

(1) Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter

(2) Windows Server 2012 Standard/Datacenter, Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter

【実行対象サーバの使用条件】

なし。

注意事項

(1)この部品のプロパティには「"」(ダブルクォーテーション)および「'」(シングルクォーテーション)を含む文字列は指定しないでください。

(2)判定条件(common.conditionプロパティ)の開始時間と終了時間に同じ時間を指定しないでください。指定した場合,この部品が異常終了します。

バージョン

01.51.00

カテゴリ

OperatingSystem/Windows/Basic

タスクログに表示される部品の名称

osJudgmentTime

戻り値

戻り値

説明

0

正常

12

異常(ユーザーミス) プロパティ不正

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

common.criterionTime

判定対象の時刻(hh:mm)

判定対象となる時刻を指定します。省略すると,実行対象サーバの現在時刻が設定されます。

− 

入力

△ 

common.condition1

判定条件1(hh:mm-hh:mm)

判定条件1を指定します。

− 

入力

○ 

common.condition1Output

出力文字列1

判定条件1に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"1"が設定されます。

− 

入力

△ 

common.condition2

判定条件2(hh:mm-hh:mm)

判定条件2を指定します。

− 

入力

△ 

common.condition2Output

出力文字列2

判定条件2に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"2"が設定されます。

− 

入力

△ 

common.condition3

判定条件3(hh:mm-hh:mm)

判定条件3を指定します。

− 

入力

△ 

common.condition3Output

出力文字列3

判定条件3に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"3"が設定されます。

− 

入力

△ 

common.condition4

判定条件4(hh:mm-hh:mm)

判定条件4を指定します。

− 

入力

△ 

common.condition4Output

出力文字列4

判定条件4に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"4"が設定されます。

− 

入力

△ 

common.condition5

判定条件5(hh:mm-hh:mm)

判定条件5を指定します。

− 

入力

△ 

common.condition5Output

出力文字列5

判定条件5に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"5"が設定されます。

− 

入力

△ 

common.condition6

判定条件6(hh:mm-hh:mm)

判定条件6を指定します。

− 

入力

△ 

common.condition6Output

出力文字列6

判定条件6に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"6"が設定されます。

− 

入力

△ 

common.condition7

判定条件7(hh:mm-hh:mm)

判定条件7を指定します。

− 

入力

△ 

common.condition7Output

出力文字列7

判定条件7に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"7"が設定されます。

− 

入力

△ 

common.condition8

判定条件8(hh:mm-hh:mm)

判定条件8を指定します。

− 

入力

△ 

common.condition8Output

出力文字列8

判定条件8に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"8"が設定されます。

− 

入力

△ 

common.condition9

判定条件9(hh:mm-hh:mm)

判定条件9を指定します。

− 

入力

△ 

common.condition9Output

出力文字列9

判定条件9に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"9"が設定されます。

− 

入力

△ 

common.condition10

判定条件10(hh:mm-hh:mm)

判定条件10を指定します。

− 

入力

△ 

common.condition10Output

出力文字列10

判定条件10に一致した場合に出力する文字列を指定します。省略すると,"10"が設定されます。

− 

入力

△ 

common.otherConditionOutput

条件に一致しなかった場合の出力文字列

すべての判定条件に一致しなかった場合に出力する文字列を指定します。

99

入力

○ 

common.matchConditionOutput

一致した条件

一致した判定条件の出力文字列,または判定条件に一致しなかった場合の出力文字列が格納されます。

− 

出力

△ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△