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JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation サービステンプレートリファレンス


4.12.1 OSユーザーの追加 (UNIX)

機能

UNIX環境でOSユーザーを追加し,任意のグループに追加します。あわせてホームディレクトリを作成します。

指定したOSユーザーが既に存在する場合,処理をスキップします。(戻り値:0)

この部品では,次のサーバを前提とします。

・実行対象サーバ

 この部品を実行する対象となるサーバです。UNIXがセットアップされている必要があります。

利用場面

UNIXに対して運用に使用するユーザーを追加する場合に使用できます。なお,OSユーザーのパスワードの設定は次の部品にて実施できます。

・osChangePassword

前提条件

【システム内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品】/【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。

【システム内前提製品】

(1)JP1/Automatic Operation 10-50以降

【実行対象サーバ内前提製品】

なし。

【実行対象サーバ内前提製品の稼働OS】

(1) Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (x86),Red Hat Enterprise Linux 5 (x86),Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (AMD/Intel 64),Red Hat Enterprise Linux 5 (AMD/Intel 64)

(2) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)

(3) AIX V6.1,AIX V7.1

【実行対象サーバの使用条件】

なし。

注意事項

(1) UNIX環境に対してこのサービスを実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。

バージョン

01.51.00

カテゴリ

OperatingSystem/UNIX/Basic

タスクログに表示される部品の名称

osAddUser_Lin

戻り値

戻り値

説明

0

正常

21

異常(環境不正) コマンドが見つからない(部品スクリプトでエラーを検知)

27

異常(エラー内容はタスクログで確認)

41

異常(部品内でエラーを検知) プロパティ未入力(部品スクリプトでエラーを検知)

プロパティ一覧

プロパティ一覧を次の表に示します。

プロパティキー

プロパティ名

説明

デフォルト値

入出力種別

必須区分

Linux.accountComment

OSユーザーに関する説明コメント

OSユーザーのアカウントに関する説明コメントを指定します。

− 

入力

△ 

Linux.userHomeDir

OSユーザーのホームディレクトリのパス

OSユーザーのホームディレクトリのパスをフルパスで指定します。

− 

入力

△ 

Linux.accountExpires

OSユーザーの有効期限

OSユーザーが使用不能になる日付を"YYYY-MM-DD"の形式で指定します。

− 

入力

△ 

Linux.osGroupName

OSユーザーのグループ名

OSユーザーに設定するグループ名を指定します。

− 

入力

△ 

Linux.osUserName

OSユーザー名

作成するOSユーザーのユーザー名を指定します。

− 

入力

○ 

plugin.destinationHost

実行対象サーバのホスト名

この部品を実行するサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。

− 

入力

○ 

common.returnValue

部品の戻り値

この部品の戻り値が格納されます。

− 

出力

△