2.9.1 OSユーザーの一覧取得
機能
このサービステンプレートは,Windows/UNIXのOSユーザーの一覧を取得します。
このサービステンプレートが前提とするサーバを次に示します。
・Windowsサーバ
・UNIXサーバ
次の作業を実施します。
(1)OSユーザーの一覧を取得し,指定されたファイルにテキスト形式で出力します。Windowsの場合,ファイルの出力フォーマットは,net userコマンドの出力結果と同じ形式です。
(2)ファイルをJP1/AOサーバの指定されたフォルダに転送します。Windows/UNIXサーバ上の転送元ファイルは削除します。
前提条件
【システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
JP1/Automatic Operation 10-50以降
【サービステンプレート実行システム内前提製品】
なし。
【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】
(1) Windows Server 2003, Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64) SP1以降,Windows Server 2003 R2, Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64)
(2) Windows Server 2008 Standard/Enterprise (x86/x64),Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
(3) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
(4) Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (x86),Red Hat Enterprise Linux 5 (x86),Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (AMD/Intel 64),Red Hat Enterprise Linux 5 (AMD/Intel 64)
(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (32-bit x86),Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)
(6) AIX V6.1,AIX V7.1
【システム内前提製品の使用条件】
なし。
【サービステンプレート実行システム内前提製品の使用条件】
なし。
注意事項
(1)UNIX環境に対してこのサービスを実行する場合は,プロパティにマルチバイト文字を使用しないでください。
(2)OSユーザーの一覧を取得するサーバのOSがWindowsでマルチバイト文字を指定する場合は,出力ファイル名(リモート)プロパティの指定値は256バイト以内となるよう指定してください。
(3)マルチバイト文字を指定する場合は,出力ファイル名(ローカル)プロパティの指定値は256バイト以内となるよう指定してください。
(4)リモートおよびローカルに指定するファイル名が既に存在する場合,既存のファイルを上書きします。また,リモート側のファイルは削除します。そのため,指定したファイル名に誤りがないか,十分に確認してください。
(5)リモートに指定したパスのフォルダが存在しない場合は,そのフォルダを作成します。作成したフォルダは削除せずに残ります。定期的に使用しない場合は削除してください。
バージョン
01.51.00
カテゴリ
OS_Operations/Management
プロパティ一覧
[サービス設定]ダイアログボックスおよび[サービス実行]ダイアログボックスに表示されるプロパティの一覧を次に示します。
- (凡例)
-
○:プロパティの指定は必須です。
△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
必須区分 |
---|---|---|---|---|---|
OS.targetHost |
Windows/UNIXサーバのホスト名 |
OSのユーザーの一覧を取得するWindowsサーバまたはUNIXサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。 |
入力 |
無効 |
○ |
OS.userType |
OSユーザー種別 |
操作対象のOSユーザー種別をlocal(ローカル)またはdomain(ドメイン)で指定します。このプロパティはエージェントサーバのOSがWindowsの場合だけ有効です。 |
入力 |
無効 |
△ |
OS.listOutputFileNameRemote |
出力ファイル名(リモート) |
OSユーザーの一覧を出力するWindowsサーバまたはUNIXサーバのファイル名をフルパスで指定します。転送後にリモートのファイルは削除されます。 |
入力 |
無効 |
○ |
OS.listOutputFileNameLocal |
出力ファイル名(ローカル) |
OSユーザーの一覧を出力するローカルのファイル名を指定します。 |
入力 |
無効 |
○ |
[サービス設定]ダイアログボックスおよび[サービス実行]ダイアログボックスに表示されるプロパティの入力制限を次に示します。
プロパティキー |
入力可能文字 |
---|---|
OS.targetHost |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
OS.userType |
次の値のどれかを選択する。 local,domain |
OS.listOutputFileNameRemote |
256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」,「`」および末尾の「¥」を除く。 |
OS.listOutputFileNameLocal |
256文字以内の文字列。ただし,「<」,「>」,「|」,「;」,「&」,「*」,「?」,「"」,「%」および末尾の「¥」を除く。 |
フロー仕様詳細
フロー仕様詳細を次の表に示します。
階層 |
[タスク詳細]ダイアログボックスでの表示名 |
ステップ名 |
部品 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|
部品名 |
バージョン |
説明 |
エラー時の回復方法 |
|||
1 |
OSユーザーの一覧取得 |
OSユーザーの一覧取得 |
OSユーザーの一覧取得 |
01.51.00 |
Windows/UNIXのOSユーザーの一覧を取得します。 |
エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。 |
2 |
ファイル転送 |
ファイル転送 |
ファイル転送部品 |
01.50.00 |
OSユーザーの一覧を転送します。 |
エラーの原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。 |
3 |
一時ファイル削除 |
一時ファイル削除 |
ファイル削除 |
01.51.00 |
一時ファイルを削除します。 |
対象サーバにファイルが残っています。手動で削除してください。 |