2.4.7 JP1/Cm2の監視対象ノード追加
機能
JP1/Cm2/NNM(またはJP1/Cm2/NNMi)の監視対象に複数のノードを追加します。
このサービステンプレートが前提とするサーバを次に示します。
・NNMサーバ
JP1/Cm2/NNM(またはJP1/Cm2/NNMi)がインストールされているサーバです。
・監視対象ノード
JP1/Cm2/NNM(またはJP1/Cm2/NNMi)へ監視対象として追加するサーバまたは機器です。
処理の概要を次に示します。
1.NNMサーバのJP1/Cm2/NNM(またはJP1/Cm2/NNMi)に対し監視対象ノードを追加します。
前提条件
【システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品】/【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】の最新のサポート状況については,リリースノートを参照してください。
【システム内前提製品】
JP1/Automatic Operation 10-52以降
【サービステンプレート実行システム内前提製品】
(1) JP1/Cm2/Network Node Manager Starter Edition 08-00〜08-10
JP1/Cm2/Network Node Manager i 09-10〜10-10
【サービステンプレート実行システム内前提製品の稼働OS】
(1) Windows Server 2003,Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64) SP1以降,Windows Server 2003 R2,Standard Edition/Enterprise Edition (x86/x64)
(2) Windows Server 2008 Standard/Enterprise (x64),Windows Server 2008 R2 Standard/Enterprise/Datacenter
(3) Windows Server 2012 Standard/Datacenter,Windows Server 2012 R2 Standard/Datacenter
(4) Red Hat Enterprise Linux 5 Advanced Platform (AMD/Intel 64),Red Hat Enterprise Linux 5 (AMD/Intel 64)
(5) Red Hat Enterprise Linux Server 6 (64-bit x86_64)
【サービステンプレート実行システム内前提製品の使用条件】
(1) JP1/AOサーバ上で,追加する監視対象ノードの名前解決ができること。
(2) JP1/Cm2/NNMを使用する場合,ovspmd,ovwdb,pmd,ovtopmd,netmonの5つのプロセスが起動していること。
(3) JP1/Cm2/NNMに複数の監視対象ノードの追加を行う場合,各監視対象ノードは同一のサブネット上に存在する必要があります(指定できるサブネットマスクは1つだけです)。
(4) このサービスを実行する場合,エージェントレス接続先としてJP1/AOサーバ("localhost"で解決されるループバックアドレス)およびNNMサーバを設定する必要があります。
注意事項
(1)このサービスを同一のNNMサーバに複数同時に実行しないでください。
(2)JP1/Cm2/NNMに監視対象ノードを追加する場合,netmonプロセスを一時的に再起動するため,ネットワーク監視が一時中断します。
(3)JP1/Cm2/NNMで監視対象ノードを追加した場合,JP1/Cm2/NNMのマップに追加した監視対象ノードが表示されないケースがあります。
例としては「表示されるべきネットワークやセグメントのシンボルが存在しない場合」が考えられます。
(4)JP1/Cm2/NNMの場合に指定するサブネットマスクの値が不正であっても,エラーにはなりません(JP1/Cm2/NNMの仕様)。
(5)JP1/Cm2/NNMiのマルチテナントには対応していないため,テナントを使用している場合は,監視対象ノードを追加したあとに手動で監視対象ノードをテナントに移動してください。
(6)JP1/Cm2/NNMiの場合,監視対象ノードを追加するためにシードを登録します。そのシードをJP1/Cm2/NNMiでは監視対象ノードを追加したあとに削除することを推奨しています。
このサービスではシードを追加したあとにいつ監視対象ノードが追加されるか不定のため,自動でシードを削除していません。
シードについての詳細はJP1/Cm2/NNMiのリリースノートを参照願います。
バージョン
01.52.00
カテゴリ
JP1_Operations/Configuration
プロパティ一覧
プロパティに設定されているプロパティグループの一覧を次に示します。
プロパティグループ |
説明 |
初期表示 |
---|---|---|
監視システム環境情報 |
NNMサーバの環境情報を指定してください。 |
表示されます。 |
監視対象ノード情報 |
追加する監視対象ノードの情報を設定してください。 |
表示されます。 |
[サービス設定]ダイアログボックスに表示されるプロパティの一覧を次に示します。
- (凡例)
-
○:プロパティの指定は必須です。
△:プロパティの指定は省略可能です。ただし,ほかのプロパティの指定内容によっては,指定が必須になります。各プロパティの「説明」を確認してください。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
必須区分 |
プロパティグループ |
---|---|---|---|---|---|---|
jp1cm2nnm.nnmHostName |
NNMサーバのホスト名 |
JP1/Cm2/NNM(またはJP1/Cm2/NNMi)がインストールされているサーバのホスト名またはIPアドレスを指定します。IPv6アドレスには対応していません。クラスタ構成の場合は,実行系サーバの物理ホストまたは論理ホストを指定してください。 |
入力 |
無効 |
○ |
監視システム環境情報 |
jp1cm2nnm.targetSubnetMask |
監視対象ノードのサブネットマスク |
追加する監視対象ノードのサブネットマスクを指定します(複数指定不可)。JP1/Cm2/NNMを使用する場合は必ず指定してください。 |
入力 |
無効 |
△ |
監視対象ノード情報 |
[サービス設定]ダイアログボックスおよび[サービス実行]ダイアログボックスに表示されるプロパティの一覧を次に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
必須区分 |
プロパティグループ |
---|---|---|---|---|---|---|
common.foreachIPaddress |
監視対象ノードのIPアドレス |
追加する監視対象ノードのIPアドレスを指定します。複数指定する場合はコンマで区切ってください。99個まで指定できます。IPv6アドレスには対応していません。 |
入力 |
無効 |
○ |
監視対象ノード情報 |
[タスク詳細]ダイアログボックスにだけ表示されるプロパティの一覧を次に示します。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
---|---|---|---|---|
common.taskResult |
繰り返しタスクの実行結果 |
タスクごとの成功(true),失敗(false)をコンマ区切りで出力します。 |
出力 |
無効 |
処理で値を引き継ぐためのワーク用変数として使用するプロパティの一覧を次に示します。このプロパティは,タスクログにだけ表示されます。
プロパティキー |
プロパティ名 |
説明 |
入出力種別 |
共有設定 |
---|---|---|---|---|
common.target |
監視対象ノードのホスト名 |
追加する監視対象ノードのホスト名が格納されます。 |
変数 |
無効 |
[サービス設定]ダイアログボックスに表示されるプロパティの入力制限を次に示します。
プロパティキー |
入力可能文字 |
---|---|
jp1cm2nnm.nnmHostName |
255文字以内の半角英数字および「.」,「-」。 |
jp1cm2nnm.targetSubnetMask |
15文字以内の半角数字および「.」。 |
[サービス設定]ダイアログボックスおよび[サービス実行]ダイアログボックスに表示されるプロパティの入力制限を次に示します。
プロパティキー |
入力可能文字 |
---|---|
common.foreachIPaddress |
1024文字以内の半角数字および「.」,「,」。 |
フロー仕様詳細
フロー仕様詳細を次の表に示します。
階層 |
[タスク詳細]ダイアログボックスでの表示名 |
ステップ名 |
部品 |
|||
---|---|---|---|---|---|---|
部品名 |
バージョン |
説明 |
エラー時の回復方法 |
|||
1 |
監視対象ノード追加 |
監視対象ノード追加 |
繰り返し実行部品 |
01.00.00 |
JP1/Cm2/NNM(またはJP1/Cm2/NNMi)の監視対象に複数のノードを追加します。 |
エラー原因を取り除いたあと,サービスを再実行してください。 |