JP1/Automatic Operation 画面・コマンドリファレンス

[目次][索引][前へ][次へ]


8.7.2 hcmdsdbrepair(データベースの再作成)

機能

すべてのデータベースを強制削除して再作成し,hcmdsdbtransコマンドで取得したバックアップデータからデータベースを回復します。このコマンドは,データベースが破損してrestoresystemコマンド,およびhcmdsdbtransコマンドの/importオプションを使用しても復旧できない場合に使用します。

形式
hcmdsdbrepair
     /trans バックアップデータ
引数

/trans バックアップデータ
hcmdsdbtransコマンドで取得したデータベースのバックアップデータを指定します。バックアップデータには,hcmdsdbtransコマンドの/workpathオプションまたは/fileオプションに指定したパスを指定してください。
格納先

共通コンポーネントのインストール先フォルダ\bin

実行権限

Administrators権限を持つユーザーで実行してください。

注意事項
戻り値

コマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値 説明
0 正常に終了しました。
1 引数が不正です。
245 データベースのインポートに失敗しました。
246 定義ファイルが不正です。
247 データベースのアンセットアップに失敗しました。
248 サービスまたはデータベースの停止に失敗しました。
249 待機系ノードのため実行できません。
250 バックアップデータが不正(ファイル不足,アーカイブファイルの展開失敗)です。
251 製品不一致,製品バージョン不一致のため中断しました。
252 データベースのセットアップに失敗しました。
253 データベースのサービスの開始に失敗しました。
254 データベースがセットアップされていないためデータベースを再作成できません。
255 異常終了しました。
使用例

すべてのデータベースを強制削除して再作成し,バックアップデータからデータベースを回復する場合のコマンドの使用例を示します。

hcmdsdbrepair /trans C:\bkfile1

関連トピック