JP1/Automatic Operation 画面・コマンドリファレンス

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8.5.1 encryptpassword(パスワードファイルの作成)

機能

JP1/AOのコマンドの引数に指定するパスワードファイルを作成します。

JP1/AOに登録済みのユーザーのユーザーID,パスワード,および作成するパスワードファイルのパスを引数に指定してコマンドを実行すると,暗号化されたパスワードファイルを作成できます。

各コマンドの実行時に,パスワードを指定する代わりに,作成したパスワードファイルを指定することで,パスワードの指定が不要になります。

形式
encryptpassword
     /user ユーザーID
     /password パスワード
     /passwordfile パスワードファイルパス
引数

/user ユーザーID
パスワードファイルを作成したいJP1/AOのユーザーIDを指定します。
指定できる文字数は,1~256文字です。
使用できる文字の種類は,半角英数字,「!」,「#」,「$」,「%」,「&」,「'」,「(」,「)」,「*」,「+」,「-」,「.」,「=」,「@」,「\」,「^」,「_」,「|」です。
大文字と小文字は区別しません。

/password パスワード
/userオプションで指定した,ユーザーのパスワードを指定します。
指定できる文字数は,1~256文字です。
使用できる文字の種類は,/userオプションと同じです。

/passwordfile パスワードファイルパス
作成するパスワードファイルのパスを絶対パスまたは相対パスで指定します。指定したパスが存在する場合はエラーとなります。
格納先

JP1/AOのインストール先フォルダ\bin

実行権限

Administrators権限を持つユーザーで実行してください。Administrators権限がない場合は,権限昇格を求めるメッセージが表示されます。

戻り値

コマンドの戻り値を次の表に示します。

戻り値 説明
0 正常に終了しました。
1 引数が不正です。
2 コマンドの実行を中断しました。
3 サービスの状態が不正です。
4 排他エラーが発生しました。
5 通信に失敗しました。
6 認証に失敗しました(指定された値が不正です)。
7 パスの指定が不正です。
8 出力パスが存在しています。
9 指定したパスが存在しません。
10 指定したパスにアクセスできません。
14 コマンドの実行権限がありません。
200 パスワードファイルの作成に失敗しました。
255 そのほかのエラーでコマンドの実行が中断しました。
使用例

指定したユーザーのパスワードファイルを作成する場合のコマンドの使用例を示します。

encryptpassword /user user01 /password pass01 /passwordfile passfile

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