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JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation 運用ガイド


13.2 実行中のタスクが失敗になった

実行中のタスクが失敗になった場合,障害要因を取り除いてタスクをやり直してください。タスクをやり直す方法として,「再実行」と「リトライ」があります。

作業手順

  1. [タスク一覧]ビューで失敗したタスクを選択します。

  2. [タスクモニタ]ビューで失敗したステップを確認します。

    [タスク詳細]ダイアログボックスの[ステップ一覧]ビューで失敗したステップの戻り値を確認します。

  3. [タスクログ参照]ボタンをクリックしてタスクログを確認します。

    次のどちらかの状態の場合は,JP1ユーザーの権限が不足していることが考えられます。

    • KNAE00216-Eのメッセージが表示されていて,タスクログを取得できない。

    • [タスク詳細]ダイアログボックスの[ステップ一覧]ビューでステップの戻り値が66になっている。

    この場合は,JP1ユーザーに必要な権限を設定したあとで,実行エージェントを手動で設定してください。設定手順については,マニュアル「JP1/AO 構築ガイド」−「タスク処理エンジンの実行エージェントの設定に失敗する場合の対処方法」のトピックを参照してください。

  4. タスクログの部品定義に関する情報を参照し,実行に失敗した部品を確認します。

  5. タスクログで,部品の戻り値から障害要因を特定します。

    コンテンツ部品の戻り値は,マニュアル「JP1/AO サービステンプレート開発ガイド」−「コンテンツ部品の戻り値について」のトピックを参照し,障害要因に応じて対処してください。基本部品の戻り値は,マニュアル「JP1/AO サービステンプレートリファレンス」の各部品のトピックを参照してください。

  6. タスクログのエラーメッセージ,および例外詳細を確認して対処します。

  7. サービステンプレートの前提条件を確認し,サービスを実行できる状態にします。

    マニュアル「JP1/AO サービステンプレートリファレンス」で該当するサービステンプレートの設定を確認してください。

  8. 障害要因を解決したら,失敗したタスクを再実行します。

注※

タスクログは,[タスクログ]ダイアログボックスまたは[タスク詳細]ダイアログボックスの[ログダウンロード]ボタンをクリックすると,ダウンロードできます。

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