4.6.3　タスク処理エンジンとの通信で使用するポート番号を変更する手順

タスク処理エンジンとの通信で使用するポート番号を変更するには，タスク処理エンジンの定義ファイルの編集や，「ajscd_DNA.properties」ファイルの作成が必要です。

デフォルトのポート番号は「22250」です。

事前作業

JP1/AOで待機中および実行中のタスクがないことを確認します。

［タスク］画面でタスクを確認し，実行状態（実行中，応答待ち中，異常検出，停止中）のものがあれば，実行停止するか，停止状態になるまで待ちます。

タスク処理エンジンとの通信で使用するポート番号を変更するには：

1. JP1/AOのサービスを停止します。

   非クラスタシステムの場合

   hcmdssrvコマンドまたはhcmds64srvコマンドにstopオプションを指定して実行します。

   クラスタシステムの場合

   クラスタソフトを使用してサービスをオフラインにします。

2. servicesファイルをテキストエディタで開きます。格納先は次のとおりです。

   Windowsの場合

   %WinDir%¥system32¥drivers¥etc¥services

   Linuxの場合

   /etc/services

3. 開いたファイルの「jp1ajs3cdinetd」で定義しているポート番号の値を書き換えて保存します。

4. 次のフォルダに，ファイル名「ajscd_DNA.properties」のファイルを作成します。

   Windowsの場合

   JP1/AOのインストール先フォルダ¥system¥AJS3CD¥conf

   Linuxの場合

   /opt/jp1ao/system/AJS3CD/conf/

5. 作成したファイルに次の1文を記述し保存します。

   ajscd.port_number=手順3で記述したポート番号

6. JP1/AOのサービスを開始します。

   非クラスタシステムの場合

   hcmdssrvコマンドまたはhcmds64srvコマンドにstartオプションを指定して実行します。

   クラスタシステムの場合

   クラスタソフトを使用してサービスをオンラインにします。

関連トピック

• マニュアル「JP1/AO 運用ガイド」−「JP1/AOのサービス」のトピック

ページの先頭へ