Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Automatic Operation 構築ガイド


4.4.2 JP1/AOサーバのホスト名を変更する手順(クラスタシステムの場合)

ホスト名を変更するには,JP1/AOを一度アンインストールしてから再インストールする必要があります。

クラスタシステムの場合,論理ホストのホスト名は変更できますが,物理ホストのホスト名は変更できません。

Hitachi Command Suite製品がインストールされている場合は,同時にHitachi Command Suite製品の設定変更が必要です。詳細は,Hitachi Command Suite製品のマニュアルを参照してください。

事前作業

OSのAdministrators権限またはroot権限,およびクラスタの管理権限を持つユーザーで,JP1/AOサーバにログインします。

JP1/AOサーバのホスト名を変更するには:

表4‒2 JP1/AOサーバのホスト名を変更する手順

作業

参照先

1

バックアップを実施します。

マニュアル「JP1/AO 運用ガイド」−「バックアップ」についてのトピック

ただし,トピック内に記載されているJP1/Baseのバックアップの手順は不要です。

2

JP1/AOのアンインストールを実施します。

8.1 アンインストールの流れ

3

JP1/AOサーバの論理ホスト名を変更します。

4

JP1/Baseで,ホスト名の変更時に必要な手順を実施します。

マニュアル「JP1/Base 運用ガイド」−「ホスト名の変更」についてのトピック

5

JP1/AOのインストールおよびクラスタ環境のセットアップを実施します。

5. クラスタシステムの構築

6

実行系サーバでリストアを実施します。

マニュアル「JP1/AO 運用ガイド」−「リストア」についてのトピック

ただし,トピック内に記載されているJP1/Baseのリストアの手順は不要です。

7

実行系サーバで次のコマンドを実行します。

  • Windowsの場合

    set JP1_USERNAME=ビルトインサービス共有プロパティ「JP1ユーザー名」に設定した値

    Linuxの場合※1

    export JP1_USERNAME=ビルトインサービス共有プロパティ「JP1ユーザー名」に設定した値

  • ajsagtalt -a loop -s 論理ホスト名 -h 論理ホスト名※2

  • ajsagtalt -a userResponse -s 論理ホスト名 -h 論理ホスト名※2

8

hcmdschgurlコマンドまたはhcmds64chgurlコマンドを実行して,URL情報を更新します。

4.7 URL情報を変更する手順

(凡例)

−:なし

注※1

Bourne Shell系のエディタを使用する場合の例です。

注※2

コマンド名の先頭にajsが付くコマンドは,タスク処理エンジンのシステムファイルの格納先フォルダ内に格納されています。詳細は,「付録A.1 フォルダ一覧(Windowsの場合)」または「付録A.2 フォルダ一覧(Linuxの場合)」のトピックを参照してください。