3.5.1 JP1/AJS3と連携する手順
JP1/AJS3と連携することで,JP1/AJS3サーバからJP1/AOサーバに対して,次のコマンドの実行を自動化することができます。
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stoptaskコマンド
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submittaskコマンド
事前作業
JP1/AOサーバのファイアウォールが有効の場合,ファイアウォールの例外登録が必要です。JP1/AOサーバのファイアウォールで,JP1/AJS3 - Managerとの通信で使用する次のポートを例外登録してください。
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20241/tcp(jp1ajs2qman)
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20242/tcp(jp1ajs2qagt)
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20243/tcp(jp1ajs2qnfy)
JP1/AJS3と連携するには:
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JP1/AJS3サーバ上のJP1/AJS3 - Managerでajsagtaddコマンドを実行し,JP1/AOを実行エージェントとして登録します。
ajsagtaddコマンドの-aオプションには任意の名称を,-sオプションにはJP1/AOサーバ名を指定してください。
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JP1/AJS3サーバのジョブネット定義で,PCジョブを定義します。
[詳細定義−[PC Job]]ダイアログボックスでは,次の設定をしてください。
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「実行エージェント」には,手順1で-aオプションに指定した名称を設定してください。
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[定義]タブの「実行ファイル名」には,stoptaskコマンドまたはsubmittaskコマンドのファイル名を設定してください。
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[定義]タブの「パラメーター」には,コマンドに指定する引数を設定してください。
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[属性]タブの「実行先サービス」には,「標準」を設定してください。
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手順2で定義したPCジョブを含むジョブネットをJP1/AJS3サーバに実行登録します。
注意事項
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JP1/AOサーバで管理できるタスク数(デバッグタスクを含む)は,プロパティファイル(config_user.properties)で定義できます。デフォルトは5,000件です。 次の方法で生成させたタスクの合計が,プロパティファイル(config_user.properties)での値を超えないように運用してください。なお,タスク数が最大数を超えた場合,終了日時が最も古いタスクまたはデバッグタスクから,最大数を超えた分のタスクが自動的にアーカイブされ,デバッグタスクは自動削除されます。
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[サービス実行]ダイアログボックスでサービスを実行し,生成されたタスク
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デバッグ実行し,生成されたデバッグタスク
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JP1/AOサーバ上で,submittaskコマンドを実行し,生成されたタスク
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JP1/AJS3サーバから,submittaskコマンドを実行し,生成されたタスク
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関連トピック
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マニュアル「JP1/AO 画面・コマンド・APIリファレンス」−「stoptask」,「submittask」のトピック
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 コマンドリファレンス1」−「ajsagtaddコマンド」のトピック
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マニュアル「JP1/Automatic Job Management System 3 操作ガイド」−「[詳細定義−[PC Job]]ダイアログボックス」のトピック