1.3.1 JP1/AOを新規インストールする手順
日立統合インストーラまたはHitachi PP Installerから,インストールします。
事前作業
前提条件の確認やJP1/Baseのインストールなど,JP1/AOをインストールする前に必要な作業を実施します。
JP1/AOを新規インストールするには:
-
提供媒体をセットし,日立統合インストーラまたはHitachi PP Installerを実行します。
Hitachi PP Installerの使用方法については,「1.3.2 Hitachi PP Installerを使用する手順」を参照してください。Hitachi PP Installerでのインストールが完了したら,手順8以降を実施してください。
-
ウィザードに従って設定を進めます。※
-
JP1/AOのインストール先フォルダを指定します。
-
JP1/BaseおよびJP1/AJS3連携に使用するJP1ユーザーを指定します。
-
-
これまでにウィザードで設定した情報が表示されるため,内容を確認します。※
必要に応じて[設定編集]ボタンをクリックして,次の項目を変更します。
-
データベースの格納先フォルダ
-
JP1/AOサーバのIPアドレスまたはホスト名
-
JP1/AOサーバのポート番号
-
バックアップの実行有無およびバックアップ先フォルダ
インストール中の障害に備え,Hitachi Command Suite製品と共有しているデータベースのバックアップの実行有無,およびバックアップ先フォルダを設定します。この項目は,Hitachi Command Suite製品がすでにインストールされている場合だけ設定が必要です。
-
-
[インストール]ボタンをクリックして,JP1/AOのインストールを開始します。
JP1/AOのインストールが完了すると,JP1/AO - Contentsのインストールウィザードが表示されます。※
-
JP1/AO - Contentsのインストール先フォルダを指定します。※
-
これまでにウィザードで設定した情報が表示されるため,内容を確認します。※
-
[インストール]ボタンをクリックして,JP1/AO - Contentsのインストールを開始します。※
-
ポート番号にデフォルト値以外を入力した場合は,ポート番号の変更手順を実施します。
-
インストール完了後,hcmdssrvコマンドまたはhcmds64srvコマンドにstartオプションを指定して実行し,JP1/AOのサービスを開始します。
- 注※
-
Hitachi PP Installerの場合,インストールウィザードは表示されません。また,JP1/AOをインストールすると,JP1/AO - Contentsも同時にインストールされます。
- ポイント
-
インストール時にJP1ユーザーを指定することで,JP1/Baseの機能でユーザーを認証します。このとき登録されたJP1ユーザーの情報は,JP1/AOのサービス共有プロパティから変更できます。
- 注意事項
-
-
インストールを中断した場合,空のフォルダが作成されていることがあります。作成された空のフォルダは手動で削除してください。
-
共通コンポーネントのインストールに失敗し,再度インストールする場合,前回のインストール先と異なるインストール先は指定できません。異なるインストール先を指定した場合でも,前回のインストール先に自動的にインストールされます。
-
作業結果
-
Windowsの[コントロールパネル]の[プログラム] −[プログラムと機能]に製品名が表示されます。
表1‒3 [プログラムと機能]に表示される製品名 製品名
バージョン
JP1/Automatic Operation
vv.rr.mm
JP1/Automatic Operation - Contents
vv.rr.mm
-
Windowsの場合,スタートメニューの[すべてのプログラム]に[JP1_Automatic Operation]が追加されます。
-
Windowsの場合,JP1/AOの外部接続で使用する一部のポートについては,ファイアウォールの例外登録が行われます。
関連トピック
-
マニュアル「JP1/AO 運用ガイド」−「JP1/AOのサービス」のトピック
-
マニュアル「JP1/AO 運用ガイド」−「ビルトインサービス共有プロパティ一覧」のトピック
-
マニュアル「JP1/AO 導入・設計ガイド」−「JP1/AOの外部接続で使用するポート」のトピック