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JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Agent Option for Enterprise Applications


12.2.5 パフォーマンスデータの収集と管理に関するトラブルシューティング

Performance Managementのパフォーマンスデータの収集と管理に関するトラブルの対処方法を次に示します。

〈この項の構成〉

(1) データの保存期間を短く設定したにもかかわらず,PFM - AgentのStoreデータベースのサイズが小さくならない

Storeバージョン1.0でStoreデータベースのファイル容量がすでに限界に達している場合,データの保存期間を短く設定してもファイルサイズは小さくなりません。この場合,保存期間を短く設定したあと,いったんStoreデータベースをバックアップし,リストアし直してください。

データの保存期間の設定方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照してください。また,Storeデータベースのバックアップとリストアの方法については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,バックアップとリストアについて説明している章を参照してください。

(2) 共通メッセージログに「Storeデータベースに不正なデータが検出されました」というメッセージが出力される

予期しないサービスの停止またはマシンのシャットダウンによって,Storeデータベースに不整合なデータが発生した可能性があります。次の方法で対処してください。

(3) 共通メッセージログに「KAVF14173-Wパフォーマンスデータは報告されません(PI_ENQ.ENQUEUE_SERVER_QUEUE_LENGTH)」というメッセージが出力される

SAPシステムをASCSインスタンス構成としている場合,Enqueue Service(PI_ENQ)レコードのEnqueueServer QueueLength %(ENQUEUE_SERVER_QUEUE_LENGTH)フィールドは,接続先ダイアログインスタンスに存在しないため,値が0になります。なお,この警告メッセージは,監視対象としていなくても出力されます。

SAPシステムをASCSインスタンス構成としている場合は,このメッセージを無視してください。