5.4.2 コマンド実行によるシステムログ情報の抽出方法
jr3slgetコマンドを手動実行,またはほかのプログラムでjr3slgetコマンドを自動実行して,SAPシステムのシステムログ情報を抽出する場合,抽出するシステムログ情報を次のように選定できます。
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コマンドを実行した日に出力されたすべてのシステムログ情報を抽出する
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前回のコマンド実行時以降に出力されたシステムログ情報だけを抽出する
jr3slgetコマンドについては,「jr3slget」を参照してください。
- 注意
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すでに環境パラメーター設定ファイルで設定したパラメーターの値を,jr3slgetコマンドでも指定した場合,コマンドで指定した値が優先されます。
次にそれぞれの方法について説明します。
(1) コマンドを実行した日に出力されたすべてのシステムログ情報を抽出する
コマンドを実行した日に出力されたすべてのシステムログ情報を抽出する場合のコマンドの指定例を次に示します(環境パラメーター設定ファイルでCONNECTセクションの値およびTARGETセクションの値を定義済み)。
jr3slget
(2) 前回のコマンド実行時以降に出力されたシステムログ情報だけを抽出する
前回のコマンド実行時以降に出力されたシステムログ情報だけを抽出する場合,-lasttimeオプションで,タイプスタンプファイルを指定してコマンドを実行します。タイムスタンプファイルには,jr3slgetコマンドの実行日時の履歴が格納されています。そのため,同じタイムスタンプファイルを指定して,コマンドを繰り返し実行すると,システムログ情報を連続かつ重複しないで抽出できます。
- 注意
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-lasttimeオプションの初回実行時に,指定したタイムスタンプファイルが存在しない場合,新規に作成されます。-lasttimeオプション初回実行時は,システムログ情報が報告されません。
前回のコマンド実行時以降に出力されたシステムログ情報だけを抽出する場合のコマンドの指定例を次に示します(環境パラメーター設定ファイルでCONNECTセクションの値およびTARGETセクションの値を定義済み)。
jr3slget -lasttime sltimestamp.txt