1.1 PFM - Agent for Oracleの特長
PFM - Agent for Oracleは,Oracleのパフォーマンスを監視するために,パフォーマンスデータを収集および管理するプログラムです。このプログラムは,監視対象のホストにインストールして使用します。
PFM - Agent for Oracleの特長を次に示します。
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Oracleの稼働状況を分析できる
監視対象のOracleから,セッションの統計情報などのパフォーマンスデータをPFM - Agent for Oracleで収集および集計し,その傾向や推移を図示することで,Oracleの稼働状況の分析が容易にできます。
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Oracleの運用上の問題点を早期に発見し,トラブルの原因を調査する資料を提供できる
監視対象のOracleでセッションが不正な動作をするなどのトラブルが発生した場合,Eメールなどを使ってユーザーに通知することで,問題点を早期に発見できます。また,その問題点に関連する情報を図示することで,トラブルの原因を調査する資料を提供できます。
PFM - Agent for Oracleを使用するには,PFM - ManagerおよびPFM - Web Consoleが必要です。
- 参考
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Performance ManagementでOracleの稼働状況を分析できる製品としては,PFM - Agent for Oracleのほかに,PFM - RM for Oracleがあります。PFM - RM for Oracleは,監視対象ホストへのインストールが不要な製品です。つまり,監視対象ホストの環境に手を加えることなく,そのパフォーマンスデータを監視できます(エージェントレス監視)。また,収集できるパフォーマンスデータの種類はPFM - Agent for Oracleより少ないですが,1つのPFM - RM for Oracleから複数ホストのパフォーマンスデータを監視できます。
エージェントレス監視を実現したい場合,複数の監視ホストを対象にパフォーマンスデータを収集・管理したい場合などは,PFM - RM for Oracleの導入もご検討ください。
PFM - Agent for Oracleについて次に説明します。