Hitachi

JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


IMAP4(PI_IMP4)

〈このページの構成〉

機能

IMAP4(PI_IMP4)レコードには,IMAP4サービスに関する応答時間の情報が格納されます。このレコードは複数インスタンスレコードです。

デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

変更可否

Collection Interval

360

Collection Offset

0

Log

No

LOGIF

空白

Over 10 Sec Collection Time

No

×

ODBCキーフィールド

PI_IMP4_MSR_COND_ID

ライフタイム

なし

レコードサイズ

フィールド

View名

(Manager名)

説明

要約ルール

形式

デルタ

データソース

Data Transfer Time

(DATA_TRANS_TIME)

データ転送時間(秒)。図9-6の(7)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Deletion Time

(DELETION_TIME)

削除時間(秒)。図9-6の(8)。

AVG

double

No

Probe Daemon

DNS Time

(DNS_TIME)

DNS時間(秒)。図9-6の(4)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Download Count

(DOWNLOAD_COUNT)

取得したメール数(通)。

AVG

double

No

Probe Daemon

IMAP Time

(IMAP4_TIME)

IMAP4時間(秒)。図9-6の(3)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Preprocessing Time

(PRE_PROCESS_TIME)

前処理時間(秒)。図9-6の(6)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Setup Time

(SETUP_TIME)

セットアップ時間(秒)。図9-6の(2)。

AVG

double

No

Probe Daemon

TCP Connection Time

(TCP_CON_TIME)

TCP接続時間(秒)。図9-6の(5)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Throughput

(THROUGHPUT)

メール取得のスループット(ビット/秒)。総メールサイズおよびデータ転送時間によって決まる。

AVG

double

No

Probe Daemon

Total Amount of Data

(TOTAL_DATA_SIZE)

IMAP4プローブと計測対象サーバがTCPコネクション上でやり取りした総データ量(バイト)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Total Response Time

(TOTAL_RESP_TIME)

総応答時間(秒)。図9-6の(1)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Total Size of Email

(TOTAL_EMAIL_SIZE)

取得したメールサイズの合計(バイト)。

AVG

double

No

Probe Daemon

IMAP4シーケンスを次の図に示します。

図9‒6 IMAP4シーケンス

[図データ]

IMAP4の動作環境および注意事項

IMAP4プローブは,指定されたユーザーあてに届いたメールの受信が完了するまでに掛かった時間を計測します。

IMAP4の動作環境および注意事項について,次に説明します。

メールサイズ

IMAP4プローブでのメールサイズは,受信するヘッダーと本文を合わせたメール全体のサイズです。取得するメールサイズの上限値は特に制限しません。

メールの削除

IMAP4プローブは,INBOXにある新着メールを取得します。削除実行を指定すると,INBOXにあるメールはすべて削除されます。次回計測時には計測メール数が0に対する計測をすることになるため,次回計測の前に再度,計測用メールを送信してください。

削除方式

IMAP4でのメールの削除方式には,論理的な削除と物理的な削除の2種類があります。このうち,IMAP4プローブでのメール削除は,物理的な削除を行います。これは,SMTPプローブなどが定期的に送信するメールをIMAP4プローブで受信する場合に,メールが蓄積しないようにするためです。

準拠するRFC

  • RFC1733:DISTRIBUTED ELECTRONIC MAIL MODELS IN IMAP4

  • RFC2060:INTERNET MESSAGE ACCESS PROTOCOL - VERSION 4rev1

  • RFC2683:IMAP4 Implementation Recommendations

  • RFC2822:Internet Message Format

RFCに準拠していない機能や制限事項については,前述の注意事項を参照してください。