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JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


FTP(PI_FTP)

〈このページの構成〉

機能

FTP(PI_FTP)レコードには,FTPサービスに関する応答時間の情報が格納されます。このレコードは複数インスタンスレコードです。

デフォルト値および変更できる値

項目

デフォルト値

変更可否

Collection Interval

360

Collection Offset

0

Log

No

LOGIF

空白

Over 10 Sec Collection Time

No

×

ODBCキーフィールド

PI_FTP_MSR_COND_ID

ライフタイム

なし

レコードサイズ

フィールド

View名

(Manager名)

説明

要約ルール

形式

デルタ

データソース

Data Transfer Time

(DATA_TRANS_TIME)

データ転送時間(秒)。図9-3の(7)。

AVG

double

No

Probe Daemon

DNS Time

(DNS_TIME)

DNS時間(秒)。図9-3の(4)。

AVG

double

No

Probe Daemon

FTP Time

(FTP_TIME)

FTP時間(秒)。図9-3の(3)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Preprocessing Time

(PRE_PROCESS_TIME)

前処理時間(秒)。図9-3の(6)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Setup Time

(SETUP_TIME)

セットアップ時間(秒)。図9-3の(2)。

AVG

double

No

Probe Daemon

TCP Connection Time

(TCP_CON_TIME)

TCP接続時間(秒)。図9-3の(5)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Throughput

(THROUGHPUT)

スループット(ビット/秒)。転送ファイルサイズおよびデータ転送時間によって決まる。

AVG

double

No

Probe Daemon

Total Amount of Data

(TOTAL_DATA_SIZE)

FTPプローブと計測対象サーバがTCPコネクション上でやり取りした総データ量(バイト)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Total Response Time

(TOTAL_RESP_TIME)

総応答時間(秒)。図9-3の(1)。

AVG

double

No

Probe Daemon

Transfer File Size(TRANS_FILE_SIZE)

転送したファイルサイズ。

AVG

double

No

Probe Daemon

FTPシーケンスを次の図に示します。

図9‒3 FTPシーケンス

[図データ]

FTPの動作環境および注意事項

FTPプローブは,計測対象のFTPサーバに対して,FTPサーバ上の計測用ファイルを取得するか,あらかじめ用意した計測用ファイルを転送し,転送に掛かった時間を測定します。なお,計測用の転送ファイルは,あらかじめ次のフォルダに格納しておきます。

FTPの動作環境および注意事項について,次に説明します。

転送したファイルの扱い

転送したファイルは,転送方向によってそれぞれ次のように扱われます。

UPLOAD

転送先となるFTPサーバのユーザーごとのホームディレクトリ上に置かれたファイルと同じファイル名を転送しようとした場合,常に上書きされます。このため,転送先の計測用ファイルの総データサイズが増加し続けることはありません。

DOWNLOAD

取得したファイルのデータは,1回の計測が完了するたびに破棄されます。

転送時データタイプ

FTPプローブは,転送時に,ASCIIデータタイプによる転送だけをサポートします。

準拠するRFC

  • RFC959:FILE TRANSFER PROTOCOL(FTP)

RFCに準拠していない機能や制限事項については,前述の注意事項を参照してください。