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JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


フィールドの値

ここでは,各フィールドに格納される値について説明します。

〈このページの構成〉

データソース

各フィールドには,Performance Managementや監視対象プログラムから取得した値や,これらの値をある計算式に基づいて計算した値が格納されます。各フィールド値の取得先または計算方法は,フィールドの表の「データソース」列で示します。

PFM - Agent for Service Responseの場合,各フィールドの値はIE Probe DaemonおよびProbe Daemonによって計測された結果となっています。

デルタ

累積値として収集するデータに対し,変化量でデータを表すことを「デルタ」と呼びます。例えば,1回目に収集されたパフォーマンスデータが「3」,2回目に収集されたパフォーマンスデータが「4」とすると,累積値の場合は「7」,変化量の場合は「1」が格納されます。各フィールドの値がデルタかどうかは,フィールドの表の「デルタ」列で示します。

PFM - Agent for Service Responseで収集されるパフォーマンスデータは,次の表のように異なります。

表9‒6 PFM - Agent for Service Responseで収集されるパフォーマンスデータ

レコードタイプ

デルタ

データ種別

[デルタ値で表示]のチェック

レコードの値

PIレコードタイプ

Yes

No

リアルタイムデータ

あり

収集時点の値が表示される。

なし

収集時点の値が表示される。

・履歴データ

・アラームの監視データ

収集時点の値が表示される。

PDレコードタイプ

Yes

・履歴データ

・アラームの監視データ

累積値が表示される。

No

リアルタイムデータ

あり

収集時点の値が表示される。

なし

収集時点の値が表示される。

・履歴データ

・アラームの監視データ

収集時点の値が表示される。

PLレコードタイプ

No

リアルタイムデータ

あり

収集時点の値が表示される。

なし

収集時点の値が表示される。

・履歴データ

・アラームの監視データ

収集時点の値が表示される。

(凡例)

−:該当しません。

注※

次に示すPFM - Web Consoleの項目がチェックされているかどうかを示します。

  • レポートウィザードの[新規レポート > 表示設定(リアルタイムレポート)]画面の[デルタ値で表示]

  • レポートウィンドウの[Properties]タブの[表示設定(リアルタイムレポート)]の[デルタ値で表示]