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JP1 Version 10 JP1/Performance Management - Agent Option for Service Response


レコードの記載形式

この章では,PFM - Agent for Service Responseのレコードをアルファベット順に記載しています。各レコードの説明は,次の項目から構成されています。

〈このページの構成〉

機能

各レコードに格納されるパフォーマンスデータの概要および注意事項について説明します。

デフォルト値および変更できる値

各レコードに設定されているパフォーマンスデータの収集条件のデフォルト値およびユーザーが変更できる値を表で示します。「デフォルト値および変更できる値」に記載している項目とその意味を次の表に示します。この表で示す各項目については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照してください。

表9‒1 デフォルト値および変更できる値

項目

意味

変更可否

Collection Interval

パフォーマンスデータの収集間隔(秒単位)。

○:変更できる

×:変更できない

Collection Offset

パフォーマンスデータの収集を開始するオフセット値(秒単位)。オフセット値については,マニュアル「JP1/Performance Management運用ガイド」の,稼働監視データの管理について説明している章を参照のこと。

また,パフォーマンスデータの収集開始時刻については,マニュアル「JP1/Performance Management 設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照のこと。

Log

収集したパフォーマンスデータをStoreデータベースに記録するかどうか。

Yes:記録する。ただし,「Collection Interval=0」の場合,記録しない。

No:記録しない。

LOGIF

収集したパフォーマンスデータをStoreデータベースに記録するかどうかの条件。

Over 10 Sec Collection Time※1※2

レコードの収集に10秒以上掛かることがあるかどうか。

Yes:10秒以上掛かることがある。

No:10秒掛からない。

注※1

履歴データの収集をリアルタイムレポートの表示処理より優先する場合に表示されます。詳細については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」のトラブルへの対応方法について説明している章を参照してください。

注※2

この項目の値はあくまで目安です。監視対象の環境,構成,負荷状況などによっては,値が「No」のレコードでも収集に10秒以上掛かり,リアルタイムレポートが表示されないことがあります。

また,各レコードの履歴データの収集に時間が掛からなくても,収集間隔やオフセットの設定によっては,複数のレコードの履歴データが継続して収集され,リアルタイムレポートが表示されないことがあります。この場合,各レコードの収集間隔を見直すか,または履歴レポートを使用することを検討してください。

ODBCキーフィールド

PFM - Managerで,SQLを使用してStoreデータベースに格納されているレコードのデータを利用する場合に必要なODBCキーフィールドを示します。ODBCキーフィールドには,各レコード共通のものと各レコード固有のものとがあります。ここで示すのは,各レコード固有のODBCキーフィールドです。複数インスタンスレコードだけが,固有のODBCキーフィールドを持っています。

各レコード共通のODBCキーフィールドについては,この章の「ODBCキーフィールド一覧」を参照してください。ODBCキーフィールドの使用方法については,マニュアル「JP1/Performance Management運用ガイド」の,ODBC準拠のアプリケーションプログラムと連携した稼働分析について説明している章を参照してください。

ライフタイム

各レコードに収集されるパフォーマンスデータの一貫性が保証される期間を示します。ライフタイムについては,マニュアル「JP1/Performance Management設計・構築ガイド」の,Performance Managementの機能について説明している章を参照してください。

レコードサイズ

1回の収集で各レコードに格納されるパフォーマンスデータの容量を示します。

フィールド

各レコードのフィールドについて表で説明します。表の各項目について次に説明します。