7.4.1 Windowsの場合
- 〈この項の構成〉
(1) OSのログ情報
OSのログ情報で,採取が必要な情報を次の表に示します。
情報の種類 |
概要 |
デフォルトのファイル名 |
jpcrasコマンドでの採取 |
---|---|---|---|
システムログ |
Windowsイベントログ |
− |
○ |
WMIログ |
システムフォルダ\system32\WBEM\Logs\* ※ |
○ |
|
プロセス情報 |
プロセスの一覧 |
− |
○ |
システムファイル |
hostsファイル |
システムフォルダ\system32\drivers\etc\hosts |
○ |
servicesファイル |
システムフォルダ\system32\drivers\etc\services |
○ |
|
OS情報 |
システム情報 |
− |
○ |
ネットワークステータス |
− |
○ |
|
ホスト名 |
− |
○ |
|
Windowsファイアウォール情報 |
− |
○ |
|
ダンプ情報(Windows Server 2003の場合) |
ワトソン博士のログファイル |
システムドライブ\Documents and Settings\All Users\Application Data\Microsoft\Dr Watson\drwtsn32.log※ システムドライブ\Documents and Settings\All Users\Application Data\Microsoft\Dr Watson\user.dump※ |
○ |
ダンプ情報(Windows Server 2008またはWindows Server 2012の場合) |
問題のレポートと解決策のログファイル |
ユーザーモードプロセスダンプの出力先フォルダ\プログラム名.プロセスID.dmp
|
× |
- (凡例)
-
○:採取できる
×:採取できない
−:該当しない
- 注※
-
別のフォルダにログファイルが出力されるように設定している場合は,該当するフォルダから資料を採取してください。
(2) Performance Managementの情報
Performance Managementに関する次の情報の採取が必要です。また,ネットワーク接続でのトラブルの場合,接続先マシン上のファイルの採取も必要です。Performance Managementの情報を次の表に示します。
情報の種類 |
概要 |
デフォルトのファイル名 |
jpcrasコマンドでの採取 |
---|---|---|---|
共通メッセージログ |
Performance Managementから出力されるメッセージログ (シーケンシャルファイル方式) |
インストール先フォルダ\log\jpclog{01|02}※1 |
○ |
Performance Managementから出力されるメッセージログ (ラップアラウンドファイル方式) |
インストール先フォルダ\log\jpclogw{01|02}※1 |
○ |
|
構成情報 |
各構成情報ファイル |
− |
○ |
jpctool service listコマンドの出力結果 |
− |
○ |
|
バージョン情報 |
製品バージョン |
− |
○ |
履歴情報 |
− |
○ |
|
データベース情報 |
Remote Monitor Storeサービス |
インストール先フォルダ\agt8\store\インスタンス名\STPD インストール先フォルダ\agt8\store\インスタンス名\STPI フォルダ下の次に示すファイル。 *.DB *.IDX |
○ |
トレースログ |
Performance Managementのプログラムの各サービスのトレース情報 |
−※2 |
○ |
収集ログ |
性能情報収集時の情報 |
|
○ |
ワークデータ |
性能情報収集時のワーク用データ |
|
○ |
コレクタプラグインデータ |
各コレクタプラグインのデータ |
|
○ |
移行コマンドデータ※3 |
移行コマンド実行のデータ |
|
○ |
インストールログ※4 |
インストール時のメッセージログ |
|
× |
- (凡例)
-
○:採取できる
×:採取できない
−:該当しない
- 注※1
-
ログファイルの出力方式については,マニュアル「JP1/Performance Management 運用ガイド」の,Performance Managementの障害検知について説明している章を参照してください。
- 注※2
-
トレースログの格納先フォルダについては,「7.3.2(2) トレースログ」を参照してください。
- 注※3
-
移行コマンドデータについては,「付録G PFM - Agent for Virtual MachineからPFM - Remote Monitor for Virtual Machineへの移行」を参照してください。
- 注※4
-
インストールに失敗した場合に採取してください。
(3) レジストリの情報
HNTRLib2に関するレジストリ情報を採取します。採取する情報を次の表に示します。
情報の種類 |
概要 |
レジストリのキー名 |
jpcrasコマンドでの採取 |
---|---|---|---|
構成情報 |
各構成情報 |
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\HITACHI\HNTRLIB2\HNTR1(x64環境以外) HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432NODE\HITACHI\HNTRLIB2\HNTR1(x64環境) |
○ |
- (凡例)
-
○:採取できる
(4) Virtageコレクタプラグインの情報(Virtageの場合だけ)
監視対象の仮想環境がVirtageの場合,次の表に示す情報が必要です。
概要 |
ファイル名 |
jpcrasコマンドでの採取 |
---|---|---|
情報収集コマンド用の一時ファイル |
インストール先フォルダ\agt8\agent\インスタンス名\targets\監視対象名\log\HvmPerMon.bin |
○ |
情報収集コマンド定義ファイル(マスターファイル) |
インストール先フォルダ\agt8\plugin\jpcagt5virtage.d\jpcagt5virtageSetup.ini |
○ |
情報収集コマンド |
インストール先フォルダ\agt8\plugin\jpcagt5virtage.d\HvmSh.exe |
○ |
情報収集コマンド定義ファイル(コピーファイル) |
インストール先フォルダ\agt8\agent\インスタンス名\targets\監視対象名\jpcagt5virtageSetup.ini |
○ |
- (凡例)
-
○:採取できる
(5) HVMダンプの情報(Virtageの場合だけ)
Virtageとの接続でエラーが発生したり,Virtageから取得したパフォーマンスデータに問題がある場合は,HVMダンプを採取してください。なお,HVMダンプの採取方法については,BladeSymphony各装置ユーザーズガイドの,HVMダンプ採取コマンドについて説明している個所を参照してください。
(6) オペレーション内容
トラブル発生時のオペレーション内容について,次に示す情報が必要です。
-
オペレーション内容の詳細
-
トラブル発生時刻
-
マシン構成(各OSのバージョン,ホスト名,PFM - ManagerとPFM - RM for Virtual Machineの構成など)
-
再現性の有無
-
PFM - Web Consoleからログインしている場合は,ログイン時のPerformance Managementユーザー名
(7) 画面上のエラー情報
次に示すハードコピーを採取してください。
-
アプリケーションエラーが発生した場合は,操作画面のハードコピー
-
エラーメッセージダイアログボックスのハードコピー(詳細ボタンがある場合はその内容を含む)
-
コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,[コマンドプロンプト]ウィンドウのハードコピー
(8) ユーザーダンプ(Windows Server 2008またはWindows Server 2012の場合)
Windows Server 2008またはWindows Server 2012でPerformance Managementのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,ユーザーダンプを採取してください。
(9) 問題レポートの採取(Windows Server 2008またはWindows Server 2012の場合)
Windows Server 2008またはWindows Server 2012でPerformance Managementのプロセスがアプリケーションエラーで停止した場合は,問題レポートを採取してください。
(10) その他の情報
上記以外で必要な情報を次に示します。
-
Windowsの[イベントビューア]ウィンドウの,[システム]および[アプリケーション]の内容(Windows Server 2003の場合)
-
[アクセサリ]−[システムツール]−[システム情報]の内容(Windows Server 2003の場合)
-
コマンド実行時にトラブルが発生した場合は,コマンドに指定した引数