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JP1 Version 10 JP1/Performance Management 運用ガイド


11.3.3 監視二重化で他システムとの連携を設定する方法

監視二重化する環境でほかのJP1製品と連携する場合,プライマリーとセカンダリーで同じ内容を設定する必要があります。

連携製品ごとの設定について説明します。

〈この項の構成〉

(1) JP1/IMと連携する場合

JP1/IMと連携する場合の設定は監視二重化にしていない場合と同じです。詳細については「12. 統合管理製品(JP1/IM)と連携した稼働監視」を参照してください。

注意事項

1つのJP1/IMに対して2つのPFM - Managerを連携する場合,JP1/IMからレポートを表示できないことがあります。詳細は「17.3.8 JP1/IMのイベントコンソールのモニター起動からPFM - Web Consoleへ接続できない」を参照してください。

(2) JP1/ITSLMと連携する場合

JP1/ITSLMと連携する場合の設定は監視二重化にしていない場合と同じです。詳細については「13. サービスレベル管理製品(JP1/ITSLM)と連携した監視」を参照してください。

注意事項

1つのJP1/ITSLMに対しては1つのPFM - Managerだけ連携できます。プライマリーがダウンした場合でも,PFM - AgentおよびPFM - RMからは継続してパフォーマンス情報を送信するため,JP1/ITSLMでのサービス監視は継続してできます。ただし,JP1/ITSLMから監視の開始および終了などのPerformance Managementへの操作はできません。そのため,プライマリーがダウンした場合は,接続先をセカンダリーに切り替える必要があります。

(3) NNMと連携する場合

NNMからのレポートの表示はプライマリーとセカンダリーどちらかに設定する必要があります。詳細については「14.2.3 NNMと連携するためのセットアップの流れ」を参照してください。