jslmminfoget(JP1/ITSLM - Managerのトラブルの要因調査に使用する資料の採取)
機能
JP1/ITSLM - Managerの障害情報,および障害解析に必要な情報を採取します。
このコマンドは,JP1/ITSLM - Managerのセットアップが完了していれば実行できます。
このコマンドを実行して採取した情報は,JP1/ITSLM - Managerに障害が発生した場合に,システム管理者などに問い合わせるときの資料として使用します。
コマンドの実行結果は,次のファイルに出力されます。
コマンドを実行したカレントフォルダ\jslmminfoget.zip
コマンド実行時に出力されるメッセージについては,「11.3 メッセージの一覧」を参照してください。
形式
jslmminfoget
実行権限
OSのAdministratorアカウント
格納先フォルダ
JP1/ITSLM - Managerのインストール先フォルダ\mgr\bin\
注意事項
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このコマンドをコマンドプロンプトで引用符が必要な特殊文字(「&」「( )」「[ ]」「{ }」「^」「=」「;」「!」「'」「+」「,」「`」「~」「@」)を絶対パスに含むカレントフォルダで実行しないでください。実行した場合,トラブルの要因調査に使用する資料の採取に失敗します。なお,このときの戻り値は,1とは限りません。
特殊文字を絶対パスに含むカレントフォルダでこのコマンドを実行した場合,このコマンドの実行時に一時的に作成される作業フォルダ(jslmminfoget_work)が,カレントフォルダではないフォルダ下に作成され,このコマンドの実行後も残ることがあります。この場合は,このコマンドを実行したカレントフォルダと同じ階層のフォルダの中の,このコマンドを実行したカレントフォルダと似た名称のフォルダ内にjslmminfoget_workフォルダが作成されているため,エクスプローラで探し出し,削除してください。
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このコマンドの実行中は,jslmdbcopyコマンド,jslmdbrstrコマンド,jslmmgrsetupコマンド,およびjslmmgrunsetupコマンドを実行しないでください。
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このコマンドの実行をキーボードの「Ctrl」キー+「C」キーで中断しないでください。このコマンドの実行を中断した場合,次のフォルダまたはファイルが残ることがあります。
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jslmminfoget_workフォルダ(jslmminfogetコマンド実行時の作業フォルダ)
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jslmminfoget.zip
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tmp20桁前後の数字.tmp(jslmminfoget.zipの中間ファイル)
このコマンドの実行を中断したときは,これらのファイルをエクスプローラで削除してください。
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採取対象のファイルをjslmminfoget.zipに格納するのに失敗した場合,このコマンドの実行後に次のファイルが残ることがあります。
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tmp20桁前後の数字.tmp(jslmminfoget.zipの中間ファイル)
採取対象のファイルをjslmminfoget.zipに格納するのに失敗したときは,tmp20桁前後の数字.tmpをエクスプローラで削除してください。
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戻り値
戻り値 |
説明 |
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0 |
JP1/ITSLM - Managerの障害情報の取得が正常に終了しました。 |
1 |
JP1/ITSLM - Managerの障害情報の取得に失敗しました。 |
使用例
C:\Program Files\HITACHI\JP1ITSLM\mgr\bin\jslmminfoget