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Hitachi Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム コンテンツ作成ガイド


5.3.4 マッピング線を引く(ガイドパーツとプラグインパーツをつなぐ)

ガイドパーツとプラグインパーツをつなぐマッピング線を引く手順を説明します。入力パラメタ,出力パラメタのどちらも持たないプラグインパーツの場合,この手順は不要です。

マッピング線は,業務編集画面のガイド領域がマッピングモードのときだけ,表示,操作できます。なお,業務実行画面にはマッピング線は表示されません。

  1. 入力パラメタを持つプラグインパーツの場合,入力元のガイドパーツのポート([図データ])からプラグインパーツの入力パラメタ(プラグインパーツの左側のポート)にドラッグしてマッピング線を引きます。

    ガイドパーツの値が入力パラメタとしてプラグインに渡されるようになります。

  2. 出力パラメタを持つプラグインパーツの場合,プラグインパーツの出力パラメタ(プラグインパーツの右側のポート)から出力先のガイドパーツにドラッグしてマッピング線を引きます。

    プラグインの保持する値が出力パラメタとしてガイドパーツに渡されるようになります。

補足事項
  • マッピング線は,次の図に示すように色つきの矢印で表示されます。それぞれのマッピング線は色が異なるため,マッピング線同士が交差していても区別しやすくなっています。

    [図データ]

  • 一つのガイドパーツからは,複数の入力パラメタにマッピング線を引けます。また,一つの出力パラメタから複数のガイドパーツにマッピング線を引くこともできます。

  • 複数の出力パラメタから一つのガイドパーツにマッピング線を引くことはできません。

  • プラグインパーツのポートには,マッピング線を引かないこともできます。

  • プラグインパーツを配置した場合は,プラグインパーツに一つもマッピング線が引かれていない状態でも,業務編集画面でプラグインを配置したノード間が遷移すると,プラグインの処理が呼び出されます。

ガイドパーツの値に関する注意事項

ガイド領域でユーザが入力した値は,ガイドパーツごとに一つの値が共有されます。このため,合流ノードを含む業務フローの場合,一度表示したプロセスノードを別のルートを通って再度表示すると,最初にそのプロセスノードを表示したとき入力した値がそのまま利用されます。

ユーザプラグインの場合は,条件に応じてキャッシュ値を変更することもできます。条件に応じてキャッシュ値を変更するプラグインの開発については,マニュアル「ナビゲーション プラットフォーム 開発ガイド」を参照してください。

親子関係があるドロップダウンパーツと関連づける場合の注意事項

親子関係があるドロップダウンパーツとプラグインパーツを関連づける場合,親ドロップダウンに関連づけるパラメタが子ドロップダウンに関連づけるパラメタよりも上になるように設定してください。親子ドロップダウンのパラメタは連続していなくてもかまいません。

出力パラメタ(プラグインパーツの右側のポート)を親子関係があるドロップダウンパーツと関連づける場合の例を次に示します。

図5‒1 親子関係があるドロップダウンパーツと関連づける場合の例

[図データ]

この例では,「parameter1」を親ドロップダウンに,「parameter2」を子ドロップダウンに関連づけています。親子ドロップダウンのパラメタが連続していなくてもよいので,例えば「parameter3」を子ドロップダウンに関連づけることもできます。

なお,出力パラメタだけでなく,入力パラメタを親子関係があるドロップダウンパーツと関連づける場合も,ここで説明した注意事項に従ってください。

プラグインを修正した場合の操作

関連づけが完了したあとにプラグインを修正した場合,修正後のプラグインに対応するプラグインパーツを再配置して,マッピング線を引き直す必要があります。

なお,ユーザプラグインを修正した場合は,システム管理者に問い合わせてください。システム管理者が更新処理を実施する必要があります。