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Hitachi Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム コンテンツ作成ガイド


3.7.2 分岐合流ノードの使い方

分岐合流ノードを使用する場合は,プロセスノード間またはプロセスノードとターミナルノードの間に配置してください。

プロセスノード間に配置するときの使い方

条件によって実施する作業が異なる場合は,条件が発生する作業のプロセスノードの直後に,分岐ポイントとして分岐合流ノードを配置します。異なる作業の次に共通の作業がある場合は,共通の作業のプロセスノードの直前に,合流ポイントとして分岐合流ノードを配置します。

使用例を次の図に示します。

図3‒4 分岐合流ノードの使用例

[図データ]

図の例では,「作業1」で条件が発生し,条件によって次の作業が「作業1A」または「作業1B」に分かれているため,「作業1」の直後に分岐合流ノードを配置しています。「作業1A」と「作業1B」の次の作業は,どちらも「作業2」であり,共通です。そのため,「作業2」の直前にも分岐合流ノードを配置しています。

プロセスノードとターミナルノードの間に配置するときの使い方

フローの途中で最初の作業に戻る構成のフローを作成するには,開始のターミナルノードと最初のプロセスノードの間に,合流ポイントとして分岐合流ノードを配置します。

ただし,フローの途中で最初の作業に戻ると,業務コンテンツ実行時に作業が無限にループして,いつまでもフローが完了しない可能性があります。ループする構成のフローがあると,ナビゲーション プラットフォームの動作が遅くなることがあるため,注意してください。

わかりやすい分岐条件の示し方
  • 業務フロー領域に分岐条件を明示する

    業務フローの分岐を工夫すると,分岐条件がユーザに伝わりやすくなり,操作に迷いにくくなります。例えば,作業が無事完了したことを報告するプロセスノードは「完了報告」,エラーが発生し作業が完了しなかったことを報告するプロセスノードは「異常報告」という名称にするなど,分岐条件を簡潔に記載するとわかりやすくなります。また,分岐条件が複雑な場合は,固定テキストを使って分岐の判断を補助する情報を補足すると,ノードの名称を簡潔にできます。

  • 分岐条件の詳細はガイド領域で説明する

    分岐条件が複雑で業務フロー領域に書ききれない場合は,ガイド領域で詳細を説明すると,業務フローが見やすくなります。