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Hitachi Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで


9.11 nppddbstコマンド(データベースの利用状況確認)

機能

データベースの利用状況を確認します。

このコマンドの出力結果でデータベースの利用状況を確認し,必要に応じてデータベースの容量を拡張してください。

このコマンドは,システムが起動している状態で実行する必要があります。コマンドプロンプトは管理者として開いてください。

形式

nppddbst

オプション

なし。

データベースの利用状況の出力形式

データベースの利用状況は,次の形式で出力されます。

業務コンテンツ数△[コンテンツ利用率]%([コンテンツ数]/[コンテンツ最大数])
バージョン数△[バージョン利用率]%([全バージョン数]/[全バージョン最大数])
利用率△[データベース容量の利用率]%
[メッセージ]
----------

(凡例) △:半角スペース

出力される項目の詳細を次に示します。

表9‒6 コマンドで出力されるデータベースの利用状況の詳細

項目

説明

コンテンツ利用率

次の計算式の結果をパーセントで表した数です。

コンテンツ数÷コンテンツ最大数

コンテンツ数

コマンド実行時に存在する業務コンテンツの数です。

コンテンツ最大数

作成できる業務コンテンツの上限数です。

バージョン利用率

次の計算式の結果をパーセントで表した数です。

全バージョン数÷全バージョン最大数

全バージョン数

コマンド実行時に存在する業務コンテンツのバージョン数の合計値です。

全バージョン最大数

作成できる業務コンテンツの上限数×1つの業務コンテンツで作成できるバージョンの数

データベース容量の利用率

データベース容量の利用率をパーセントで表した数です。

メッセージ

データベースの拡張が必要かどうかを示します。

データベースの拡張が必要な状態の場合

次のメッセージが出力されます。

KDCZ10371-W データベースの拡張を推奨します。

データベースの拡張が不要な場合

メッセージは出力されません。

注※

1つの業務コンテンツで作成できるバージョンの数は7個です。数の内訳は次のとおりです。

公開版:5個

編集版(編集開始または編集完了):1個

編集版(編集中):1個

戻り値

戻り値

説明

0

コマンドが正常終了した。

1

コマンドが異常終了した。

2

コマンドの排他エラーが発生した。

9

実行権限のエラーが発生した。

コマンド制御外のタイミングで終了した場合(<Ctrl>キーと<C>キーを同時に押して強制終了した場合など)の戻り値は不定となります。

使用例

データベースの利用状況を出力します。

> ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\nppddbst