Hitachi

Hitachi Navigation Platform ナビゲーション プラットフォーム 導入から運用まで


5.2.7 バックアップしたデータをリストアする(同じマシンに再構築する場合で,ユーザプラグインを使用しているとき)

ユーザプラグインを使用している環境でバックアップしたデータを,同じマシン上でリストアする手順を次に示します。

  1. npdatabackupコマンド(環境退避)でバックアップしたデータを,属性を保持した状態でローカルディスクの任意の場所にコピーします。

  2. npstopコマンド(停止)を実行,またはNavigation Platform Start Serviceサービスを停止して,システムを停止します。

  3. 操作ログ,監査ログのバックアップを取得している場合,取得したファイルを各種ログ格納フォルダに配置します。

  4. ダッシュボードサーバのメモリ設定のバックアップを取得している場合,取得したファイルの内容を基に,ダッシュボードサーバのメモリ設定を復元します。

    ダッシュボードサーバのメモリ設定を変更する手順は,「5.4.4(7) ダッシュボードサーバのストレージサービスで必要なメモリ容量の変更」を参照してください。

    ポイント

    コマンドに指定する値については,バックアップ時に取得した次のフォルダにあるjvm.options.npsettings.txtを確認してください。

    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\PP\Elastic\elasticsearch\config

  5. ナビゲーション プラットフォームのコマンドを実行するタスクのバックアップを取得している場合,取得したバックアップを基に,タスクの設定を復元します。

  6. npdatarestoreコマンド(環境復元)でナビゲーション プラットフォームのデータをリストアします。

    コマンドのパス

    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\npdatarestore

  7. 6.6 開発環境で作成したファイルの適用」の手順を応用して,バックアップしたユーザプラグインを復元します。

    6.6 開発環境で作成したファイルの適用」の手順を参照するときは,「開発環境で作成したファイル」を「バックアップしたデータ」に読み替えてください。また,必要に応じてユーザプラグインが前提とする設定ファイル,およびデータベースなどの連携システムについても,同じタイミングで復元してください。

    ポイント

    ユーザプラグインのソースファイルをナビゲーション プラットフォーム以外のシステムで管理している場合は,そのシステムからソースファイルをコピーしてください。

  8. 検索機能を使用できる設定にしている場合は,npupdatesearchdataコマンド(検索用データの更新)を実行して,最新の業務コンテンツの情報を検索用データに反映します。

    コマンドのパス

    ナビゲーション プラットフォームインストールディレクトリ\bin\npupdatesearchdata