4.5.2 登録済みの案件を流用して案件を作成する
JP1/IM - Service Supportに登録済みの案件を流用して,新規案件を作成します。その際,流用元案件の案件情報を引き継いだ状態の[案件作成]画面から,案件を作成します。また,登録済みの案件は,異なるシステムのプロセスにも流用できます。
この操作ができるのは,次のどれかの条件を満たすユーザーです。
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プロセスワークボード管理者
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案件の流用元のプロセスワークボードの参照権限,および案件の流用先のプロセスワークボードの参照権限と編集権限を持つユーザー※
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プロセスワークボード管理ロールに所属しているユーザー
- 注※
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案件の流用元および流用先となるプロセスワークボードに対して案件ごとに参照権限を設定している場合,案件ごとの参照権限所有者として登録されている案件だけを操作できます。
JP1/IM - Service Supportに登録済みの案件を流用して,新規案件を作成する手順を,次に示します。
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メイン画面(案件一覧)の案件一覧で,流用したい案件を選択する。
流用元の案件は,状態が「運用中」のプロセスワークボードから選択してください。
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メイン画面(案件一覧)のメニューから[新規作成]−[内容を引き継いで案件を作成]を選択する。
[登録先プロセスワークボード選択]画面が表示されます。なお,[登録先プロセスワークボード選択]画面には,状態が「運用中」のプロセスワークボードだけが表示されます。
[登録先プロセスワークボード選択]画面を次の図に示します。
図4‒18 [登録先プロセスワークボード選択]画面 -
流用先のプロセスワークボードを選択する。
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[OK]ボタンをクリックする。
流用元案件の案件情報を引き継いだ状態の[案件作成]画面が表示されます。
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案件情報を編集する。
「システム」,「プロセス」,「案件ID」,「プロセス間ID」,「登録者」,「登録日時」,および「更新日時」は編集できません。
案件情報の編集については,「4.5.1 [案件作成]画面から案件を作成する」を参照してください。
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メニューから[登録]を選択する。
[登録先プロセスワークボード選択]で選択したプロセスに,案件が登録されます。
- 注意事項
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JP1/IM - Service Supportに登録済みの案件を流用して新規案件を作成する際,[案件作成]画面に案件情報を引き継げない項目があります。また,案件の流用先のプロセスワークボードに案件項目の自動入力を設定している場合,自動入力の設定が優先されるため,案件情報を引き継げません。案件情報の引き継ぎについては,マニュアル「JP1/Integrated Management - Service Support 構築・運用ガイド」の登録済みの案件を流用して案件を作成の説明を参照してください。
- 参考
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次に示す方法でも,JP1/IM - Service Supportに登録済みの案件を流用して新規案件を作成できます。これらを実行すると,[登録先プロセスワークボード選択]画面が表示されます。以降の手順は,上記の手順と同じです。
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メイン画面(案件一覧)の案件一覧で,流用したい案件のタイトルを右クリックして[内容を引き継いで案件作成]を選択する。
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メイン画面(案件一覧)の案件プレビューで,
(内容を引き継いで案件作成アイコン)をクリックする。
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[案件参照]画面のメニューから[新規作成]−[内容を引き継いで案件作成]を選択する。
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