JP1/Integrated Management - Message Optimizer

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11.2.3 データベースの再編成

データベースの性能劣化を防ぐため,データベースの格納領域を整理できます。これを,データベースの再編成といいます。

データベースの再編成を実施しないと,時間の経過に伴って格納効率が悪化し,次のような性能が劣化するおそれがあります。

また,データベースを再編成しないで定義の追加,削除,リリースまたはリリース解除を繰り返すと,格納効率が悪化し,データベース容量不足が起きます。

ここでは,データベースの再編成について説明します。

<この項の構成>
(1) 再編成の実施時期
(2) 再編成の実行方法

(1) 再編成の実施時期

定義変更回数が少ない場合は,1年に1回を目安に定期的に実行してください。

次のような場合にデータベースの再編成を実施してください。

(2) 再編成の実行方法

データベースの再編成は,jmoedbrorgコマンドで実行します。

バックアップを再編成する手順を次に示します。

  1. JP1/IM - MO Assistantからログアウトする。
    JP1/IM - MO Assistantからのログアウト方法については,「7.2 JP1/IM - MO Assistantからのログアウト」を参照してください。
  2. JP1/IM - MOのホストで次のサービスを停止する。
    • JP1/IM - Message Optimizerサービス
    • JP1/IM - Message Optimizer Assistantサービス
    サービスの停止方法については,「6.2.3 JP1/IM - MOの終了」を参照してください。
    クラスタシステムの場合については,「6.3.3 JP1/IM - MOの終了」を参照してください。
  3. 再編成中にエラーが発生した場合に備えて,jmoedbbackupコマンドを使用してデータベースのバックアップを取得する。
    jmoedbbackupコマンドの詳細については,「13. コマンド jmoedbbackup」を参照してください。
    クラスタシステムの場合は,実行系でだけコマンドを実行してください。
  4. jmoedbrorgコマンドを使用してデータベースを再編成する。
    jmoedbrorgコマンドの実行方法については,「13. コマンド jmoedbrorg」を参照してください。
    クラスタシステムの場合は,実行系でだけコマンドを実行してください。
  5. 手順2で停止したサービスを起動する。