JP1/Integrated Management - Message Optimizer
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データベースの性能劣化を防ぐため,データベースの格納領域を整理できます。これを,データベースの再編成といいます。
データベースの再編成を実施しないと,時間の経過に伴って格納効率が悪化し,次のような性能が劣化するおそれがあります。
- JP1イベントの変換性能
- JP1/IM - MO Assistant操作中のJP1/IM - MOからの応答速度
- jmoreleaseコマンド,jmoimportコマンド,およびjmoexportコマンドの実行性能
また,データベースを再編成しないで定義の追加,削除,リリースまたはリリース解除を繰り返すと,格納効率が悪化し,データベース容量不足が起きます。
ここでは,データベースの再編成について説明します。
- <この項の構成>
- (1) 再編成の実施時期
- (2) 再編成の実行方法
(1) 再編成の実施時期
定義変更回数が少ない場合は,1年に1回を目安に定期的に実行してください。
次のような場合にデータベースの再編成を実施してください。
- Windowsイベントログに,メッセージKFPH00211-I,KFPH00212-I,またはKFPH22037-Wが出力された場合
- 定義の上限値の30%程度の定義を変更(更新,定義削除後の定義追加など)した場合
(2) 再編成の実行方法
データベースの再編成は,jmoedbrorgコマンドで実行します。
バックアップを再編成する手順を次に示します。
- JP1/IM - MO Assistantからログアウトする。
JP1/IM - MO Assistantからのログアウト方法については,「7.2 JP1/IM - MO Assistantからのログアウト」を参照してください。
- JP1/IM - MOのホストで次のサービスを停止する。
- JP1/IM - Message Optimizerサービス
- JP1/IM - Message Optimizer Assistantサービス
サービスの停止方法については,「6.2.3 JP1/IM - MOの終了」を参照してください。
クラスタシステムの場合については,「6.3.3 JP1/IM - MOの終了」を参照してください。
- 再編成中にエラーが発生した場合に備えて,jmoedbbackupコマンドを使用してデータベースのバックアップを取得する。
jmoedbbackupコマンドの詳細については,「13. コマンド jmoedbbackup」を参照してください。
クラスタシステムの場合は,実行系でだけコマンドを実行してください。
- jmoedbrorgコマンドを使用してデータベースを再編成する。
jmoedbrorgコマンドの実行方法については,「13. コマンド jmoedbrorg」を参照してください。
クラスタシステムの場合は,実行系でだけコマンドを実行してください。
- 手順2で停止したサービスを起動する。
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