2.8 システムの階層構成の設定(IM構成管理を使用する場合)
ここでは,IM構成管理を使用する場合のシステムの階層構成(IM構成)の設定について説明します。IM構成管理を使用しない場合のシステムの階層構成の設定については,「2.9 システムの階層構成の設定(IM構成管理を使用しない場合)」を参照してください。
IM構成管理を使用する場合は,IM構成管理・ビューアーを操作して,JP1/IMが運用管理するシステムのマネージャーおよびエージェントの階層関係を設定します。
また,IM構成管理のエクスポート・インポート機能を使用して,テスト環境のシステム構成を運用環境に移行したり,変更前の環境のシステム構成を変更後の環境に移行したりできます。
IM構成管理のエクスポート・インポート機能を使用すると,仮想ホストを含むシステムの階層構成(仮想化システム構成)をIM構成管理で管理するための設定や,セントラルスコープで監視するための設定ができます。
IM構成管理を使用してシステムの階層構成を管理している場合,次の処理を実行すると,IM構成管理が保持する構成定義情報とJP1/Baseが保持する構成定義情報が不一致となります。
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JP1/Baseの構成定義ファイルを編集する
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jbsrt_distribコマンドを実行する
そのため,IM構成管理を使用してシステムの階層構成を管理している場合は,IM構成管理を使用して構成を一元管理することを推奨します。
JP1/Baseが提供する機能を使用してシステムの階層構成の定義の配布をした場合は,IM構成管理とJP1/Baseで保持する構成定義情報を一致させるために,システムの階層構成を取得する必要があります。システムの階層構成の取得がされていない場合,構成定義情報が不一致のため,動作が不正になります。