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JP1 Version 10 JP1/Integrated Management - Manager 導入・設計ガイド


3.8 発生元ホストのマッピング

JP1イベントのホストの情報は,ほかの監視システムから発生した事象の場合,メッセージ中に表示されたり,[イベント詳細]画面で事象が発生したホストを確認したりなど,システム管理者にとって管理に手間が掛かりました。

発生元ホストのマッピングを使用すると,JP1イベントの発行契機となった事象を発生元ホストとして表示,定義できます。

この機能を使用することで,システム管理者は,[イベントコンソール]画面の項目に「発生元ホスト名」を表示できるようになります。また,発生元ホストでイベントを検索したり,アクションを定義したりできます。

なお,この機能は,統合監視DBを使用する場合に利用できます。

図3‒78 [イベントコンソール]画面での表示例

[図データ]

発生元ホストのマッピングを使用したい場合,jcoimdefコマンドで発生元ホストのマッピングを有効にしてください。発生元ホストのマッピングを有効にするには,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 構築ガイド」の「4.12 発生元ホストのマッピングの設定」を参照してください。

また,発生元ホストは,デフォルトではイベント一覧に表示されません。イベント一覧に表示したい場合は,[ユーザー環境設定]画面で発生元ホストを表示できる項目に設定してください。[ユーザー環境設定]画面の詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager 画面リファレンス」の「2.22 [ユーザー環境設定]画面」を参照してください。

〈この節の構成〉