3.2.1 重大度変更機能でイベントの重大度を変更する
運用に合わせてイベントの重大度を変更するには,イベントの重大度変更機能を使用します。ここでは,[重大度変更定義設定]画面を使用して,重大度が「警告」と一致するイベントの重大度を「緊急」に変更する手順を説明します。
前提条件
次の条件を満たす必要があります。
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「1.3.4(3) 統合監視DBをセットアップする(Windowsの場合)」,または「1.4.4(3) 統合監視DBをセットアップする(Linuxの場合)」に従って統合監視DBを設定し,有効になっている。
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重大度の変更をするJP1ユーザーにJP1_Console_Admin権限が与えられている。
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jcoimdefコマンドを実行するOSユーザーがAdministrators権限またはroot権限を所有している。
操作手順
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次のjcoimdefコマンドを実行して,イベントの重大度変更機能を有効にする設定に変更します。
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Windowsの場合:
"Consoleパス\bin\jcoimdef" -chsev ON
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Linuxの場合:
/opt/jp1cons/bin/jcoimdef -chsev ON
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JP1/IM - Managerを再起動します。
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Windowsスタートメニューから[すべてのプログラム]−[JP1_Integrated Management - View]−[統合ビュー]を選択して,[ログイン]画面を表示します。
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JP1ユーザー名(jp1admin),パスワード(jp1admin),接続先ホスト名(kanri)を入力して,ログインし,[イベントコンソール]画面を表示します。
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[イベントコンソール」画面の[オプション」−[重大度変更定義]を選択して,[重大度変更定義一覧]画面を表示します。
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[重大度変更定義一覧]画面の[追加]ボタンをクリックして,[重大度変更定義設定」画面を表示します。
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重大度を変更するイベントの条件を設定し,[変更後の重大度]で重大度を変更して[OK]をクリックします。
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手順7で追加した重大度変更定義について,[重大度変更定義一覧]画面の[適用]をチェックして有効にします。
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設定を反映するか確認するダイアログボックスが表示されるので[はい]ボタンをクリックします。
関連項目
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導入・設計ガイド 11.1.8 JP1イベントの重大度変更の検討
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構築ガイド 4.11 重大度変更機能の設定
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画面リファレンス 2.20 [重大度変更定義一覧]画面
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画面リファレンス 2.21 [重大度変更定義設定]画面