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JP1 Version 10 JP1/Integrated Management - Manager クイックリファレンス


1.4.2 前提製品のセットアップ(Linuxの場合)

ここでは,JP1/Baseのセットアップのうち,ユーザー認証の設定について説明します。JP1/IM - Managerにログインするためには,マネージャーでユーザー認証を設定する必要があります。認証サーバはプライマリー,セカンダリーの2台まで設定できます。

〈この項の構成〉

(1) 認証サーバの設定手順(Linuxの場合)

JP1/BaseがLinuxにインストールされている場合に認証サーバを指定する手順を次に示します。

前提条件

次の条件を満たす必要があります。

操作手順

  1. 認証サーバを指定するホストで次のjbssetusrsrvコマンドを実行して,認証サーバを設定します。

    /opt/jp1base/bin/jbssetusrsrv プライマリー認証サーバ [セカンダリー認証サーバ]

    なお,JP1/Baseのインストール時に,認証サーバ名に自ホスト名が自動で設定されます。

関連項目

(2) 認証サーバへのJP1ユーザーの登録手順(Linuxの場合)

JP1/BaseがLinuxにインストールされている場合にJP1ユーザーを認証サーバに登録する手順を示します。

前提条件

次の条件を満たす必要があります。

操作手順

  1. プライマリー認証サーバに指定したホストで次のjbsadduserコマンドを実行して,JP1ユーザーを認証サーバに登録します。

    /opt/jp1base/bin/jbsadduser JP1ユーザー名

    次の条件に従ってJP1ユーザー名を指定してください。

    対象

    文字数

    大文字・小文字の区別

    使用できる文字列

    JP1ユーザー名

    1〜31バイト

    区別しない

    半角英数字記号(* / \ " ' ^ [ ] { } ( ) : ; | = , + ? < > およびスペース,タブを除く)

  2. jbsadduserコマンドを実行したあと,指示に従ってパスワードを入力します。

    次の条件に従ってパスワードを指定してください。

    対象

    文字数

    大文字・小文字の区別

    使用できる文字列

    パスワード

    6〜32バイト

    区別する

    半角英数字記号(\ " : およびスペース,タブを除く)

    なお,JP1/Baseのインストール時に,JP1ユーザー名およびパスワードにjp1adminが自動で設定されます。

関連項目

(3) JP1ユーザーの操作権限について(Linuxの場合)

JP1ユーザーには,ユーザーごとに操作権限が与えられています。この操作権限を,JP1権限レベルと呼びます。

このマニュアルでのシステム管理者(jp1admin)のJP1権限レベルは,JP1_Console_Admin権限およびJP1_CF_Admin権限です。

JP1_Console_Admin権限は,セントラルコンソールおよびセントラルスコープを操作するときに必要な権限です。

JP1_CF_Admin権限は,IM構成管理を操作するときに必要な権限です。

JP1/Baseのインストール時に,システム管理者に必要なJP1権限レベルが自動で設定されます。システム管理者以外のJP1ユーザーを登録する場合は,「付録C.1(2) JP1ユーザーに業務グループ用のJP1資源グループ名およびJP1権限レベルを設定する」の操作手順を参考にして,JP1権限レベルを設定してください。