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JP1 Version 10 JP1/Base 運用ガイド


4.7.2 ユーザーダンプの出力設定

Windows Server 2008以降では,ワトソンログを取得できないため,クラッシュダンプに相当する情報として,次に示す手順でレジストリにユーザーダンプを出力する設定をしてください。なお,レジストリの操作は,マシン全体に影響を与える可能性もあるため慎重に実施してください。

  1. [スタート]−[プログラムとファイルの検索]欄にregeditと入力して,[Enter]キーを押す。

    [ユーザー アカウント制御]画面が表示される場合,[はい]ボタンを押してください。

  2. 画面左のツリーから,次に示すキーを展開する。

    キー:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\Windows Error Reporting

  3. Windows Error Reportingキーを右クリックして表示される,[新規]−[キー]を選択する。

  4. 新しいキーにLocalDumpsと入力する。

  5. 作成したLocalDumpsキーを選択して,次の表に示す三つのレジストリを作成する。

    項番

    値の名前

    値の種類

    データ

    1

    DumpFolder

    展開可能な文字列値(REG_EXPAND_SZ

    任意のダンプ出力先パス

    (例)c:\dump

    2

    DumpCount

    DWORD(32ビット)値(REG_DWORD

    a(16進数)

    3

    DumpType

    DWORD(32ビット)値(REG_DWORD

    2(16進数)

ユーザーダンプは資料採取ツールで採取できないため,障害発生時には資料採取ツールで採取した資料と合わせて採取してください。