JP1/Base 運用ガイド
イベントサービス環境の設定,変更および設定内容の確認方法について説明します。
転送設定ファイル(forward)の情報は,JP1/IM - Managerのシステム構成で定義された上位ホストから下位ホストに一括して配布できます。配布に成功した時点で各ホストの転送設定がリロードされ,更新された情報を基にイベント転送が開始されます。
定義収集・配布の詳細については,「10. イベントサービスの定義情報の収集と配布(JP1/IM限定)」を参照してください。
転送設定ファイル(forward)のリロード時にJP1イベントが転送中だった場合,その転送は中断され,転送に失敗したと見なされます。このため,リロード後に転送に失敗したJP1イベントから転送を再開するように,イベントサーバ設定ファイル(conf)のforward-limitパラメーターでリトライ時間を設定しておく必要があります。
転送設定ファイル(forward)の転送設定ブロックにto-upper形式を指定している場合は,JP1/IM - Managerのシステム構成に従ってJP1イベントを転送します。JP1/IM - Managerのシステム構成が変更になった場合でも,JP1/IM - Managerでシステム構成を定義するjbsrt_distribコマンド実行時に,転送設定ファイル(forward)もリロードされます。そのため,JP1/IM - Managerのシステム構成が変更になっても,各ホスト上でjevreloadコマンドを実行する必要はありません。
jbsrt_distribコマンドの詳細については,マニュアル「JP1/Integrated Management - Manager コマンド・定義ファイルリファレンス」を参照してください。
イベントサービスが稼働しているかどうかを確認したい場合は,次のコマンドを実行してください。戻り値が0の場合は,イベントサービスが稼働しています。
jevstat
jevstatコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jevstat」を参照してください。
稼働しているイベントサービスでイベント転送の設定内容を確認したい場合は,次のコマンドを実行してください。画面に転送設定ファイル(forward)の形式で出力されます。
jbsgetopinfo -o forward
jbsgetopinfoコマンドの詳細については,「13. コマンド」の「jbsgetopinfo」を参照してください。
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