uCosminexus EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編

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12.2 データファイル

EURが入力時に使用するデータファイルには,マッピングデータファイルとユーザ定義データファイルがあります。

また,マッピングデータファイルの内容(マッピングデータ)に帳票の出力方法や出力先などの情報を付加した制御情報付データファイルがあります。制御情報付データファイルについては「12.9 制御情報付データファイル」を参照してください。

<この節の構成>
(1) 概要
(2) 扱えるデータファイルの形式

(1) 概要

EUR サーバ帳票出力機能で扱えるデータファイルは,CSV形式(*.csv),DAT形式(*.dat),およびFIX形式(*.fix)があります。

■注意
  • データファイルのフィールドの区切り方法やフィールド定義などは,EUR 帳票作成機能で帳票を設計する時に指定してください。
  • データファイル中のタブコードは,半角空白一つと見なして読み込まれます。ただし,データファイルの1行目をフィールド名として扱う場合は,1行目のタブコードはそのままタブコードとして読み込まれます。
  • EUR サーバ帳票出力機能では,DAT形式ファイルはCSV形式ファイルと同じと見なします。

(2) 扱えるデータファイルの形式

CSV形式(DAT形式)のデータファイルは,フィールドとフィールドの間を区切り記号で区切ったファイルです。区切り記号は,EUR 帳票作成機能で帳票設計する時に,データのプロパティで指定できます。区切り記号のデフォルトは「,(コンマ)」です。指定した区切り文字は,帳票ファイル中に保存されます。

CSV形式(DAT形式)のデータファイルのファイルサイズ,およびレコードの上限値を,次に示します。

表12-2  CSV形式(DAT形式)データファイルの上限値

項目 上限値
ファイルサイズ 2GBを上限とします。
レコード数 上限はありません。
レコード長 上限はありません。
フィールド数 上限はありません。
1フィールドの長さ 上限はありません。
フィールド名の長さ マッピングデータのフィールド名:510桁を上限とします。ユーザ定義データのフィールド名:499桁を上限とします。

次に,ファイル形式を示します。

[図データ]

FIX形式のデータファイルは,レコード中に区切り文字がなく,すべてのレコードの,フィールドの開始位置とデータ長が固定である形式を持つファイルです。フィールドの区切り位置と長さは,EUR 帳票作成機能のデータのプロパティで指定した情報を使います。指定した区切り位置と長さは,帳票ファイル中に保存されます。

FIX形式のデータファイルのファイルサイズ,およびレコードの上限値を,次に示します。

表12-3  FIX形式データファイルの上限値

項目 上限値
ファイルサイズ 2GBを上限とします。
レコード数 上限はありません。
レコード長 改行を含めないで100,000バイトを上限とします。
フィールド数 1レコードの上限が100,000バイトなので,その範囲内では制限なしと見なします。
1フィールドの長さ 100,000バイトを上限とします。
フィールド名の長さ マッピングデータのフィールド名:510桁を上限とします。ユーザ定義データのフィールド名:499桁を上限とします。

次に,ファイル形式を示します。

[図データ]