uCosminexus EUR 帳票出力 リファレンス EUR Server編

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11.4 文書情報設定ファイル

<この節の構成>
(1) 概要
(2) 形式
(3) キーワード
(4) 指定例

(1) 概要

帳票をプリンタ出力,PDF形式ファイル出力,およびEUR形式ファイル出力する場合,出力先に表示する帳票名を指定したり,PDF文書情報を指定したりできます。

帳票名やPDF文書情報は,文書情報設定ファイルに設定します。

文書情報設定ファイルは,メモ帳など,テキストファイルが編集できるエディタを起動して編集します。任意の拡張子のファイルを使用できます。

(2) 形式

キーワード=値
キーワードに指定できる値を次に示します。

表11-3  文書情報設定ファイルのキーワードに指定できる値と対応するプリンタ

キーワード プリンタ出力 PDF形式ファイル出力 EUR形式ファイル出力
TITLE 出力先に表示する帳票名,またはPDF文書情報に表示するタイトルの文字列を指定します。
SUBTITLE サブタイトルの文字列を指定します。 × ×
AUTHOR ファイルの作成者を指定します。 × ×
KEYWORD キーワードを指定します。 × ×
(凡例)
○:指定は有効です。
×:指定は無視されます。

(3) キーワード

文書情報設定ファイルに指定するキーワードは,大文字で指定します。大文字と小文字を混在させたり,小文字で指定したりした場合は,指定が無視されます。

また,キーワードを複数指定した場合は,最初に指定した情報が有効になります。

(a) TITLE

プリンタ出力とEUR形式ファイル出力の場合は,出力先に表示する帳票名の文字列を指定します。

PDF形式ファイル出力の場合は,PDF文書情報に表示するタイトルの文字列を指定します。

■キーワードTITLEの形式
TITLE="文字列"
文字列
帳票名,またはPDF文書情報に表示するタイトルを「"」で囲んで指定します。「"」で囲まれていない場合,または「""」のように空の文字列で指定されている場合は,指定を無効と見なします。
文字列中に「"」を指定したい場合は,「"」を二つ続けて記述して,文字列の両端を「"」で囲んでください。例えば,「E"UR」とする場合は,「"E""UR"」と指定します。
ただし,EUR形式ファイルでは文字列中に「"」を指定できません。
  • 文字列に使用できる文字コード
    文字列に使用できる文字コードについては,マニュアル「EUR システム設計ガイド」を参照してください。
    文字列は,任意の文字列で指定できますが,制御文字,ベンダ定義文字(IBM拡張文字とNEC選定IBM拡張文字),および外字は指定できません。ベンダ定義文字を使用する場合は,Windows特殊文字(0x8740〜0x87FC)を使用してください。
  • 指定できる文字列の長さ
    指定できる文字列の長さは,出力方法によって異なります。
    プリンタ出力の場合
    指定できる文字列の長さに制限はありません。指定された文字列はプリンタスプールのジョブ名になります。しかし,プリンタスプールのジョブ名に表示される文字列は,259文字までです。ただし,プリンタドライバによっては,指定した文字列が259文字以下でも,正常に印刷できないことがあります。指定できる文字列長の最大値は,プリンタによって異なりますのでご注意ください。
    PDF形式ファイル出力の場合
    指定できる文字列の長さに制限はありません。指定された文字列はすべて保存されます。ただし,指定した文字列がすべて表示されるかどうかは,Adobe Readerによって異なります。指定した文字列をすべて表示したい場合は,Adobe Readerで表示できる長さを確認してから,文字列を指定されることをお勧めします。
    EUR形式ファイル出力の場合
    指定できる文字列の長さに制限はありませんが,259文字までの文字列しか保存したり,表示したりされません。
(b) SUBTITLE

PDF形式ファイル出力の場合,PDF文書情報に表示するサブタイトルの文字列を指定できます。プリンタ出力とEUR形式ファイル出力の場合は,キーワードSUBTITLEを指定しても無視されます。

■キーワードSUBTITLEの形式
SUBTITLE="文字列"
文字列
PDF文書情報に表示するサブタイトルを「"」で囲んで指定します。「"」で囲まれていない場合,または「""」のように空の文字列で指定されている場合は,指定を無効と見なします。
文字列中に「"」を指定したい場合は,「"」を二つ続けて記述して,文字列の両端を「"」で囲んでください。例えば,「E"UR」とする場合は,「"E""UR"」と指定します。
  • 文字列に使用できる文字コード
    文字列に使用できる文字コードについては,マニュアル「EUR システム設計ガイド」を参照してください。
    文字列は,任意の文字列(日本語も含む)で指定できますが,制御文字,ベンダ定義文字(IBM拡張文字とNEC選定IBM拡張文字),および外字は指定できません。ベンダ定義文字を使用する場合は,Windows特殊文字(0x8740〜0x87FC)を使用してください。
  • 指定できる文字列の長さ
    指定できる文字列の長さに制限はありません。指定された文字列はすべて保存されます。ただし,指定した文字列がすべて表示されるかどうかは,Adobe Readerによって異なります。指定した文字列をすべて表示したい場合は,Adobe Readerで表示できる長さを確認してから,文字列を指定されることをお勧めします。
(c) AUTHOR

PDF形式ファイル出力の場合,PDF文書情報に表示するファイルの作成者を指定できます。プリンタ出力とEUR形式ファイル出力の場合は,キーワードAUTHORを指定しても無視されます。

■キーワードAUTHORの形式
AUTHOR="文字列"
文字列
PDF文書情報に表示するファイルの作成者を「"」で囲んで指定します。「"」で囲まれていない場合,または「""」のように空の文字列で指定されている場合は,指定を無効と見なします。
文字列中に「"」を指定したい場合は,「"」を二つ続けて記述して,文字列の両端を「"」で囲んでください。例えば,「E"UR」とする場合は,「"E""UR"」と指定します。
  • 文字列に使用できる文字コード
    文字列に使用できる文字コードについては,マニュアル「EUR システム設計ガイド」を参照してください。
    文字列は,任意の文字列(日本語も含む)で指定できますが,制御文字,ベンダ定義文字(IBM拡張文字とNEC選定IBM拡張文字),および外字は指定できません。ベンダ定義文字を使用する場合は,Windows特殊文字(0x8740〜0x87FC)を使用してください。
  • 指定できる文字列の長さ
    指定できる文字列の長さに制限はありません。指定された文字列はすべて保存されます。ただし,指定した文字列がすべて表示されるかどうかは,Adobe Readerによって異なります。指定した文字列をすべて表示したい場合は,Adobe Readerで表示できる長さを確認してから,文字列を指定されることをお勧めします。
(d) KEYWORD

PDF形式ファイル出力の場合,PDF文書情報に表示するキーワードを指定できます。プリンタ出力とEUR形式ファイル出力の場合は,キーワードKEYWORDを指定しても無視されます。

■キーワードKEYWORDの形式
KEYWORD="文字列"
文字列
PDF文書情報に表示するキーワードを「"」で囲んで指定します。「"」で囲まれていない場合,または「""」のように空の文字列で指定されている場合は,指定を無効と見なします。
文字列中に「"」を指定したい場合は,「"」を二つ続けて記述して,文字列の両端を「"」で囲んでください。例えば,「E"UR」とする場合は,「"E""UR"」と指定します。
  • 文字列に使用できる文字コード
    文字列に使用できる文字コードについては,マニュアル「EUR システム設計ガイド」を参照してください。
    文字列は,任意の文字列(日本語も含む)で指定できますが,制御文字,ベンダ定義文字(IBM拡張文字とNEC選定IBM拡張文字),および外字は指定できません。ベンダ定義文字を使用する場合は,Windows特殊文字(0x8740〜0x87FC)を使用してください。
  • 指定できる文字列の長さ
    指定できる文字列の長さに制限はありません。指定された文字列はすべて保存されます。ただし,指定した文字列がすべて表示されるかどうかは,Adobe Readerによって異なります。指定した文字列をすべて表示したい場合は,Adobe Readerで表示できる長さを確認してから,文字列を指定されることをお勧めします。

(4) 指定例

文書情報設定ファイルの指定例を次に示します。