uCosminexus EUR システム設計ガイド

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5.5 EUR Serverでのトレース情報の採取

帳票をプリンタやPDF形式ファイルに出力するごとに,トレース情報をトレースファイルに採取します。

トレース情報は,次の障害が発生した場合の障害調査に役立ちます。

<この節の構成>
(1) 採取するトレース情報
(2) トレースファイルの出力場所
(3) トレースファイルの文字コード
(4) トレース情報採取の指定

(1) 採取するトレース情報

次のトレース情報を採取します。

(2) トレースファイルの出力場所

出力されるトレースファイルの名称と,出力場所を次に示します。

トレースファイル名
次の名称で出力されます。
 
  EurtrcYYYYMMDDhhmmsslll_pppppppppp.log
(凡例)
YYYY:実行時の年
MM:実行時の月
DD:実行時の日
hh:実行時の時
mm:実行時の分
ss:実行時の秒
lll:実行時のミリ秒
pppppppppp:プロセスID
出力場所
環境変数EURPS_LOGFILEPATHで指定されたフォルダ(ディレクトリ)に出力します。
注意
トレースファイルは,EUR サーバ帳票出力機能を実行するごとに作成されます。既存ファイルには上書きされないので,必要に応じて削除してください。

(3) トレースファイルの文字コード

トレースファイルの文字コードは,ロケールの文字コードに従います。

(4) トレース情報採取の指定

トレース情報を採取するか,採取しないかを指定できます。トレース情報の採取は,環境変数「EURPS_TRACE」で指定します。

APIのトレース情報を採取するか採取しないかも指定できます。APIのトレース情報の採取は,環境変数「EURPS_TRACE_DRAWAPI」で指定します。