製図システム HICAD/DRAFT for Windowsコマンド編
位置合わせ回転(dexrotaj)
機能
形状,および寸法を指定した方向点に合わせて回転します。
入力パラメタ
入力順序 |
ガイダンス |
入力パラメタ種別 |
パラメタ説明 |
1 |
[回転対象] |
OMDXE9 |
回転する要素,図形,要素独立寸法,または形状層をオペランドメニューで指定します。指定を省略すると,活性の形状層を対象にします。 |
2 |
[回転中心] |
OMDXP6 |
回転の中心をオペランドメニューで指定します。指定を省略すると,図面座標系の原点を設定します。ただし,「回転対象」に図形が含まれているときは,その図形の原点を設定します。 |
3 |
回転基準位置 |
OMDXP3 |
回転の基準位置をオペランドメニューで指定します。 |
4 |
[方向点] |
OMDXP3 |
回転基準位置を位置合わせする点をオペランドメニューで指定します。指定を省略すると,ドラッギングを開始します。 |
補足説明
- 指定した要素,図形,要素独立寸法,または層内の形状データを「回転中心」を中心として,「回転基準位置」を指定した「方向点」に回転します。
- 直線をトリミングしているシンボルを直接指示して回転するとき,移動先が直線上であれば,トリミングします。このとき,移動元は1本の直線に戻ります。
- 「回転対象」を矩形領域に図形のすべての構成要素を含んで矩形指示したときに,図形単位で回転するか,要素単位で回転するかは,標準値ファイルのユーザ環境の自動矩形表示のピック単位の設定に依存します。図形の構成要素の一部しか含まれていないときは,要素単位で回転します。
- 「回転対象」を層で指定する場合,指定できるのは活性,または参照状態の形状層だけです。また,層は,層ニモニックでも指定できます。指定できる層ニモニックを次に示します。
- 形状層:M0〜M80の81層。全形状層を指定するときはMと指定します。
- ユーザ層名称
- ドラッギング中のキー,およびボタンの操作はほかのコマンドと同様ですが,回転角は表示だけです。ただし,位置を画面点で指定した場合に限り,ドラッギングが固定され,回転角が調整できます。その際の回転角の確定方法は,固定ドラッギングと同じです。
注意事項
- 配置部品,および修正禁止図形の要素は指定できません。
- 「回転対象」に形状層を指定したときは,「方向点」を省略できません。
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