製図システム HICAD/DRAFT for Windowsコマンド編
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
任意点複写(dexcopy2)![[図データ]](FIGURE/ZU121760.GIF)
機能
形状や寸法,または表を任意の点に複写します。
![[図データ]](FIGURE/ZU121770.GIF)
入力パラメタ
入力順序 |
ガイダンス |
入力パラメタ種別 |
パラメタ説明 |
1 |
複写対象 |
OMDXE9 |
複写する要素,図形,層,寸法,要素独立寸法,表領域,または注記をオペランドメニューで指定します。 |
2 |
[複写基準点] |
OMDXP6 |
複写の基準点をオペランドメニューで指定します。省略すると,図面座標系の原点を設定します。ただし,複写対象の中に図形が含まれていたときは,その図形の原点を設定します。 |
3 |
[複写先点] |
OMDXP3 |
指定した複写基準点と一致させる複写先の点をオペランドメニューで指定します。省略すると,ドラッギングを開始します。 |
補足説明
- 指定した要素,図形,層,寸法,要素独立寸法,注記,および表領域を,「複写基準点」と「複写先点」が一致するように複写します。
- 直線をトリミングしているシンボルを,要素で指示して複写するとき,複写先が直線上であればトリミングします。
- ドラッギングで配置するときの操作については,マニュアル「製図システム HICAD/DRAFT for Windows 使用の手引」を参照してください。
- 「複写対象」が矩形指示の場合,図形の構成要素がすべて含まれるときは,図形単位の複写とします。図形の構成要素の一部しか含まれないときは,要素単位の複写とします。
- 「複写先点」は,一度に100個まで指定できます。この場合,指定した「複写対象」を複数複写します。
- 「複写対象」の要素,または図形にユーザ属性が定義されている場合は,ユーザ属性も複写します。
- 図形,および要素をほかの図面に複写する場合,システムモードメニューの「図面間複写時の層指示」の設定に従って活性層,または同じ層に複写します。ただし,「複写先点」を省略してドラッギングで配置した場合は,すべて活性層に複写します。システムモードメニューについては,「8.5 モード変更[環境(C)/モード変更]」の「システム」を参照してください。
- 要素を複写するとき,複写した要素は元の要素と同じ図形に属します。ただし,「複写先点」にほかの図面を指定したときは,複写先の層の活性図形の要素として複写されます。
- 同じ図面内で図形を複写するとき,複写した図形は元の図形とは別の図形として,元の図形と同じ層に作成されます。
- 図形を複写する場合,指定した図形に接続している寸法を複写するかどうかをコマンド特有モードメニューで選択できます。このとき,寸法が複写されるのは,活性の寸法層です。
- 寸法に定義した注記寸法も複写できます。ただし,寸法に定義した寸法は複写されません。
- 指定した図形の隠線領域を複写するかどうかは,コマンド特有モードメニュー,またはシステムモードメニューで選択できます。システムモードメニューについては,「8.5 モード変更[環境(C)/モード変更]」の「システム」を参照してください。
- 「複写対象」に層を指定する場合は,層ニモニックでも指定できます。指定できる層ニモニックを次に示します。
注意事項
- 配置部品,および修正禁止図形の要素は指定できません。
- 「複写対象」に要素独立寸法,表領域,または注記を指定したときは,ドラッギング中の拡大,縮小,および回転の操作はできません。
- 寸法は,要素独立寸法だけが指示できます。
入力例
All Rights Reserved. Copyright (C) 1998, 2008, Hitachi, Ltd.