形状や寸法，または表を任意の点に移動します。

入力順序	ガイダンス	入力パラメタ種別	パラメタ説明
1	移動対象	OMDXE8	移動する要素，図形，層，寸法，要素独立寸法，表領域，または注記をオペランドメニューで指定します。
2	[移動基準点]	OMDXP6	移動の基準点をオペランドメニューで指定します。省略すると，図面座標系の原点を設定します。ただし，移動対象の中に図形が含まれていたときは，その図形の原点を設定します。
3	[移動先点]	OMDXP3	指定した移動基準点と一致させる移動先の点をオペランドメニューで指定します。省略すると，ドラッギングを開始します。

• 指定した要素，図形，層，寸法，要素独立寸法，注記，および表領域を，「移動基準点」と「移動先点」が一致するように移動します。
• 直線をトリミングしているシンボルを，要素で指示して移動するとき，移動先が直線上であればトリミングします。この場合，移動元は1本の直線に戻ります。
• ドラッギングで配置するときの操作については，マニュアル「製図システム　HICAD/DRAFT for Windows　使用の手引」を参照してください。
• 「移動対象」が矩形指示の場合，図形の構成要素がすべて含まれるときは，図形単位の移動とします。図形の構成要素の一部しか含まれないときは，要素単位の移動とします。また，矩形指示の場合，移動の対象になるのは，形状，注記，表領域，および要素独立寸法です。
• 寸法の線だけを矩形で指示すると，寸法の線の位置合せができます。寸法の線だけを矩形で指示する例を次に示します。
  

  

• 「移動対象」に層を指定する場合は，層ニモニックでも指定できます。指定できる層ニモニックを次に示します。
  
  • 形状層
    M0〜M80の81層です。全形状層を指定するときはMと指定します。
    
  • ユーザ層名称

• 配置部品，および修正禁止図形の要素は指定できません。
• 「移動対象」に要素独立寸法，表領域，または注記を指定したときは，ドラッギング中の拡大，縮小，および回転の操作はできません。