製図システム HICAD/DRAFT for Windowsコマンド編
隠線処理領域定義(dexhidef)
機能
下に重なっている図形の形状をかくれ線にする領域を定義します。
入力パラメタ
入力順序 |
ガイダンス |
入力パラメタ種別 |
パラメタ説明 |
1 |
[領域] |
OM37 |
隠線処理する領域を囲む要素を指定します。 |
2 |
[中抜き領域] |
OM9 |
隠線処理する領域の中に隠線処理したくない領域がある場合,その領域を囲む要素を指示します。 |
補足説明
- 下に重なっている図形の形状をかくれ線(隠線)にする領域を持つ図形を,マスク図形といいます。隠線処理をする領域は,同じ図形内の要素を指定して定義します。
- 隠線処理をする領域内で隠線処理をしない領域(中抜き領域)がある場合も同時に定義します。
- 「中抜き領域」の指定を省略した場合は,中抜き領域を定義しません。
- 隠線処理をする領域がすでに定義されている場合,中抜き領域だけを新しく定義できます。このとき,「領域」の指定は省略します。
- 「領域」,および「中抜き領域」で,指示した要素の最初と最後が閉じていない場合,端点同士を線分で結んで閉領域を作ります。
注意事項
- 標準値ファイルで隠線処理対象外線種,または隠線処理対象外線幅が設定されている場合,該当する線種,または線幅の要素は隠線処理しません。
- 中抜き領域だけを定義する場合,中抜き領域を構成するすべての要素がマスク図形に属していなければなりません。
- 中抜き領域の中に,さらに中抜き領域を定義することはできません。
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