製図システム HICAD/DRAFT for Windowsコマンド編
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部品配置・編集開始(dexpenpc)![[図データ]](FIGURE/ZU121130.GIF)
機能
パーソナルコンピュータ上の部品ファイル名を指定し,図面上の指示位置に配置した状態で編集可能にします。
入力パラメタ
| 入力順序 |
ガイダンス |
入力パラメタ種別 |
パラメタ説明 |
| 1 |
[部品ファイル名] |
C |
図面上に配置し,編集を開始する部品のファイル名を指定します。省略すると,部品名リストダイアログを表示します。 |
| 2 |
[層] |
C*N |
配置する部品の層を指定します。省略すると,すべての層を配置します。 |
| 3 |
部品配置点 |
OMDXP6 |
部品を配置する点を指定します。 |
補足説明
- 編集を開始した部品は,更新検索状態になります。
- 指定した部品図面ファイルが存在しない場合は,新規に部品図面ファイルを作成して編集開始状態になります。このとき,パスが指定されていなければ,標準部品ファイルパスに作成します。作成される部品の図面サイズ,および尺度は,配置される図面と同じになります。
- 「層」は,層ニモニックで指定します。寸法・記号層を指定する場合は,寸法・記号が接続している形状を含む形状層と同時に指定します。指定できる層ニモニックを次に示します。
- 形状層:M0〜M80の81層です。全形状層を指定するときは,Mと指定します。
- 寸法・記号層:DD0〜DD9の10層です。全寸法・記号層を指定するときはDDと指定します。
- ユーザ層名称 (ただし,新規部品の場合は指定できません)
- 配置できる要素は,形状,および寸法・記号です。また,配置先の層は次のようになります。
形状 :活性の形状層
寸法・記号:部品庫内で寸法・記号が定義されているのと同じ寸法層
- 形状・寸法層中の配置されていない層,および表・注記層のデータは非表示になり,層情報変更コマンドでも変更できません。
- 層を指定して配置された部品の場合,編集開始後の活性層は,次の(i)から(iv)に示す優先順位に従い決定します。
(i) 元の活性層。
(ii) 参照層の中で層ニモニックの数字が最も小さい層。
(iii) 表示層の中で層ニモニックの数字が最も小さい層。
(iv) 非表示層の中で層ニモニックの数字が最も小さい層。
- 編集開始から終了までの間,図面内の編集中の部品を除くすべてのデータは,表示色が変更されて編集できなくなります。ただし,点指示OMでの指示は可能で,端点等の情報の取得には使用できます。また,新規に作成,または複写した形状,および寸法は,編集中の部品のデータとなります。
- すでに配置部品編集を開始している状態で別部品の編集を開始した場合,今までの編集を一旦終了し,新たに編集を開始します。その際,部品が編集されていた場合は,保管するかどうかの問合せの画面が表示されます。
注意事項
- 更新検索中の部品は編集できません。
- 編集中の部品に対しては配置できません。
- 標準値エディタのユティリティモードメニューにある「部品配置隠線マスク追従モード」,または「塗りつぶし図形部品配置モード」が「しない」になっている場合でも,編集を開始すると,隠線領域や塗りつぶし図形が配置された状態になります。
- 図面を最大設定数(8枚,または4枚)まで画面に表示している状態では実行できません。
- このコマンドおよび「配置部品編集開始(dexpedts)」コマンドを実行して,図面上に配置した状態で部品編集を行っている間は,一部のコマンドが編集中の図面(部品)に対して実行できません。該当するコマンドを以下に示します。
「2.1 用紙[図面(F)/用紙]」の「変更(cpaper)」
「2.1 用紙[図面(F)/用紙]」の「様式設定(dform)」
「2.1 用紙[図面(F)/用紙]」の「削除(ddelp)」
「2.2 図面ファイル[図面(F)/図面ファイル]」の「保管(dsavepc)」
「2.2 図面ファイル[図面(F)/図面ファイル]」の「別名保管(dsaveaspc)」
「2.2 図面ファイル[図面(F)/図面ファイル]」の「重ね合わせ(pillpc)」
「2.3 図面庫[図面(F)/図面庫]」の「保管(dsave)」
「2.3 図面庫[図面(F)/図面庫]」の「別名保管(dsaveas)」
「2.3 図面庫[図面(F)/図面庫]」の「重ね合わせ(pill)」
「2.4 部品庫[図面(F)/部品庫]」の「保管(psave)」
「2.4 部品庫[図面(F)/部品庫]」の「別名保管(psaveas)」
「2.4 部品庫[図面(F)/部品庫]」の「図形単位保管(wprtf)」
「2.5 PDMACE接続[図面(F)/PDMACE接続]」の「保管(dpmsave)」
「2.5 PDMACE接続[図面(F)/PDMACE接続]」の「別名保管(dpmsaveas)」
「2.7 データ出力[図面(F)/データ出力(D)](dataout)」
「2.9 終了[図面(F)/終了(X)]」の「終了(end)」
「8.6 インチ[環境(C)/インチ]」の「単位系(chunit)」
「12.5 文字列/注記」の注記操作コマンド(ユーザ属性含む)
「12.8 表」の全コマンド(ユーザ属性含む)
「12.9 部品」の「部品配置(dexpart)」
「12.9 部品」の「部品再配置(dexrtakep)」
「12.19 属性変更」の「表示/再表示(dexvisbl)」
「12.19 属性変更」の「非表示(dexinvis)」
「14. 立体図」の全コマンド
「15. 検図」の全コマンド(自動寸法を除く)
「16. イメージ編集」の全コマンド
- このコマンドをビュー作成なしで実行して配置部品の編集を開始する際,配置する層が指定されていると,指定した層のデータだけが編集可能になります。ただし,新たな寸法の定義を可能にするため,寸法層が指定されていない場合でも必ず1層は活性な寸法層を残すようになっており,活性になった寸法層のデータは,編集可能な形状層に接続していないものまで表示されます。
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