製図システム HICAD/DRAFT for Windowsコマンド編
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部品配置(dexpart)![[図データ]](FIGURE/ZU121110.GIF)
機能
部品が格納されているディレクトリ内,またはワークステーション上の部品庫内の部品を図面上に配置します。
入力パラメタ
入力順序 |
ガイダンス |
入力パラメタ種別 |
パラメタ説明 |
1 |
[部品名] |
C |
配置する部品名を指定します。
省略した場合は,部品名リストダイアログで指定します。 |
2 |
[層] |
C*N |
配置する部品の層を指定します。
省略した場合は,部品のすべての層を配置します。 |
3 |
[配置点] |
PE |
部品を配置する点を指定します。
省略した場合は,ドラッギングを開始します。 |
補足説明
- 部品の配置方法には,次の三つのモードがあります。どのモードにするかをコマンド特有モードメニューで指定します。
- 配置
保管されている部品を指定した位置に配置します。保管されている部品が修正されると,保管してある図面に配置した部品の形状も修正されます。
- ロック配置
このモードで配置した部品は,保管されている部品が修正されても影響を受けません。ただし,「部品再配置(dexrtakep)」コマンドを実行すると保管されている部品の状態と一致します。
- 解除配置
保管されている部品を一般の形状として配置します。部品ではなくなるため,保管されている部品が修正されても影響を受けません。
- 「部品名」の指定方法
- 部品名の直接入力
部品名を直接入力することで「部品名」を指定します。
- 部品名の指定を省略する
部品名の指定を省略すると部品名リストダイアログが表示されます。
- 部品名リストダイアログ
- リストの中で部品名を指示して[OK]ボタンを選択すると,その部品が選択されます。
- 部品名リストダイアログのボタンの機能を次に示します。
- [開く]
- ダイアログで指定した内容に従って処理を実行します。
- [取消]
- 処理をしないでダイアログを閉じます。
- [詳細情報]
- 指定した部品の詳細情報を表示します。
- [概略図面]
- 指定した部品の概略図をダイアログに表示します。
- ただし,保管時に概略図を作成した部品だけです。
- [図面庫接続]
- ワークステーション上の部品庫を利用するための図面オープンダイアログを表示します。図面オープンダイアログについては,「2.3 図面庫[図面(F)/図面庫]の「オープン」を参照してください。
- 部品が格納されているディレクトリは,標準値エディタの実行環境の部品ファイルで変更できます。標準値エディタの操作方法については,マニュアル「製図システム HICAD/DRAFT for Windows 使用の手引」を参照してください。
- 「層」は,層ニモニックで指定します。寸法・記号層を指定する場合は,寸法・記号が接続している形状を含む形状層と同時に指定してください。指定できる層ニモニックを次に示します。
- 形状層:M0〜M80の81層です。全形状層を指定するときは,Mと指定します。
- 寸法・記号層:DD0〜DD9の10層です。全寸法・記号層を指定するときはDDと指定します。
- ユーザ層名称
- 配置できる要素は,形状,および寸法・記号です。また,配置先の層は次のようになります。
形状:活性の形状層
寸法・記号:保管されている部品で寸法・記号が定義されているのと同じ寸法層
- 配置した部品は,配置先の層色で表示されます。
- ユーザ属性は,要素属性だけが付加されます。
- 「層」の指定を省略した場合,隠線処理のある部品を配置すると,隠線のマスク機能も追従して配置できます。この場合,標準値ファイルの部品配置隠線マスク追従モードのコードにONを指定しておきます。
- ドラッギングで配置するときの操作については,マニュアル「製図システム HICAD/DRAFT for Windows 使用の手引」を参照してください。
注意事項
- パーソナルコンピュータ上の部品は,部品ファイル名と部品名を同じにしてください。
- 配置する部品がほかの部品を含んでいる場合,ネストにできるのは10段階までです。
- 部品が自己ネストしていると,配置部品のデータが無限に大きくなり,メモリ不足の障害が発生することがあります。部品を自己ネストする場合は,次の点に注意してください。
- 配置する層を指定して,同じ層に二つ以上配置しない。
- 配置する層を省略して,同じ図面に二つ以上配置しない。
- このコマンドで一度図面上に配置した部品を編集する場合は,「12.12 図形管理」の「一般図形化(dexgen)」コマンドで一般図形に変更してから編集します。
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