帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR Print Manager 帳票出力

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18.1.5 EPF形式ファイルを出力および印刷する場合の注意

<この項の構成>
(1) ファイルサイズの上限について
(2) プレビュー表示や印刷で使用する製品のバージョンについて
(3) OSの印刷ダイアログの初期設定について
(4) 一時ファイルの作成場所について

(1) ファイルサイズの上限について

EPF形式ファイルのファイルサイズの上限は,印刷用のデータ形式に変換した状態で2GBまでです。実際のEPF形式ファイルのファイルサイズは,2GBより小さくなります。

印刷用のデータ形式に変換した状態で2GBを超えた場合はエラーとなり,EPF形式ファイルの出力や印刷はできません。ファイルサイズが上限を超えそうな場合は,解像度(DPI値)や画像データの圧縮有無といったEPF形式ファイル出力時の設定を変更することで,EPF形式ファイルのファイルサイズを小さくできます。詳細については,「16.10 EPF形式ファイルを出力する場合の実行環境の設定」を参照してください。

(2) プレビュー表示や印刷で使用する製品のバージョンについて

画像アイテムやバーコードアイテムなどの画像データを圧縮する設定で出力したEPF形式ファイルをプレビュー表示や印刷する場合は,EUR Print Manager - Report Server 08-10以降またはEUR Print Manager - Client 08-10以降を使用してください。

08-10よりも前のバージョンのEUR Print Manager - Report ServerまたはEUR Print Manager - Clientを使用した場合は,画像データの表示や印刷ができません。

(3) OSの印刷ダイアログの初期設定について

ActiveX部品のDefaultPrintDlgパラメタでYESを選択したときは,印刷時にOSの印刷ダイアログが表示されます。プリンタドライバによっては,OSの印刷ダイアログの初期設定に,EPF形式ファイル中の情報が反映されないことがあります。印刷時の属性は,OSの印刷ダイアログで設定してください。

(4) 一時ファイルの作成場所について

印刷時には,システムの一時フォルダ,またはEUR Print Serviceの環境設定ファイルおよび環境変数の「EURPS_TMPPATH」で指定した場所に一時ファイルを作成します。環境変数の指定方法については,マニュアル「EUR サーバ帳票出力」を参照してください。