帳票システム構築支援　uCosminexus EUR　uCosminexus EUR Print Manager 帳票出力

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6.3.3　EURPM制御コマンドの形式と指定例

EURPM制御コマンドの形式と指定例について説明します。

＜この項の構成＞
(1)　EUR Print Managerを起動する場合
(2)　EUR Print Managerを停止する場合
(3)　EUR Print Managerの稼働状態を確認する場合
(4)　EUR Print Managerの起動管理定義を登録する場合
(5)　EUR Print Managerの起動管理定義を変更する場合
(6)　EUR Print Managerの起動管理定義を削除する場合
(7)　EUR Print Managerの起動管理定義の登録内容を確認する場合
(8)　EUR Print Managerの自動起動の設定をする場合

(1)　EUR Print Managerを起動する場合

(a)　形式
　
eurpmctrl
/m start
〔/message | /nomessage〕
〔/kind ｛ALL | AUTOONLY｝| /id 識別名〕
　
/m start
EUR Print Manager の制御種別を指定します。
  • start：EUR Print Managerを起動します。
〔/message | /nomessage〕
標準エラー出力にメッセージを出力するかどうかを指定します。
  • /message：メッセージを出力します。
  • /nomessage：メッセージを出力しません。
指定を省略した場合は，/messageが仮定されます。/nomessageを指定した場合も，コマンドの終了コードは出力されます。
〔/kind ｛ALL | AUTOONLY｝〕
操作対象のEUR Print Managerを指定します。このオプションは/idオプションと同時に指定できません。
  • ALL：起動管理定義に登録されているすべてのEUR Print Managerを操作対象とします。
  • AUTOONLY：起動管理定義に登録されているEUR Print Managerのうち，自動起動の設定がされたEUR Print Managerを操作対象とします。
〔/id 識別名〕
操作対象のEUR Print Managerの識別名を1〜16バイトの範囲で指定します。半角英数字および「_」（アンダースコア）を使用できます。このオプションは/kindオプションと同時に指定できません。
(b)　指定例

起動管理定義に登録されているEUR Print Managerのうち，自動起動が設定されたEUR Print Managerを起動します。

　
eurpmctrl /m start /message /kind AUTOONLY
　

(2)　EUR Print Managerを停止する場合

(a)　形式
　
eurpmctrl
/m stop
〔/message | /nomessage〕
〔/kind ｛ALL | AUTOONLY｝| /id 識別名〕
　
/m stop
EUR Print Manager の制御種別を指定します。
  • stop：EUR Print Managerを停止します。
〔/message | /nomessage〕
標準エラー出力にメッセージを出力するかどうかを指定します。
  • /message：メッセージを出力します。
  • /nomessage：メッセージを出力しません。
指定を省略した場合は，/messageが仮定されます。/nomessageを指定した場合も，コマンドの終了コードは出力されます。
〔/kind ｛ALL | AUTOONLY｝〕
操作対象のEUR Print Managerを指定します。このオプションは/idオプションと同時に指定できません。
  • ALL：起動管理定義に登録されているすべてのEUR Print Managerを操作対象とします。
  • AUTOONLY：起動管理定義に登録されているEUR Print Managerのうち，自動起動が設定されたEUR Print Managerを操作対象とします。
〔/id 識別名〕
操作対象のEUR Print Managerの識別名を1〜16バイトの範囲で指定します。半角英数字および「_」（アンダースコア）を使用できます。このオプションは/kindオプションと同時に指定できません。
(b)　指定例

識別名が「EURPM_MAIN」のEUR Print Managerを停止します。

　
eurpmctrl /m stop /message /id EURPM_MAIN
　

(3)　EUR Print Managerの稼働状態を確認する場合

(a)　形式
　
eurpmctrl
/m stat
〔/message | /nomessage〕
〔/kind ｛ALL | AUTOONLY｝| /id 識別名〕
　
/m stat
EUR Print Manager の制御種別を指定します。
  • stat：EUR Print Managerの稼働状態を確認します。
〔/message | /nomessage〕
標準エラー出力にメッセージを出力するかどうかを指定します。
  • /message：メッセージを出力します。
  • /nomessage：メッセージを出力しません。
指定を省略した場合は，/messageが仮定されます。/nomessageを指定した場合も，コマンドの終了コードは出力されます。
〔/kind ｛ALL | AUTOONLY｝〕
操作対象のEUR Print Managerを指定します。このオプションは/idオプションと同時に指定できません。
  • ALL：起動管理定義に登録されているすべてのEUR Print Managerを操作対象とします。
  • AUTOONLY：起動管理定義に登録されているEUR Print Managerのうち，自動起動が設定されたEUR Print Managerを操作対象とします。
〔/id 識別名〕
操作対象のEUR Print Managerの識別名を1〜16バイトの範囲で指定します。半角英数字および「_」（アンダースコア）を使用できます。このオプションは/kindオプションと同時に指定できません。
(b)　指定例

起動管理定義に登録されているEUR Print Managerの稼働状況を確認します。

　
eurpmctrl /m stat /message
　

EUR Print Managerの稼働状態は，標準出力（stdout）に出力されます。出力例を次に示します。

　
+--------------+--------------+--------------+ 
|<EURPMID>     |<Status>      |<PID>         | 
+--------------+--------------+--------------+ 
|EURPM         |Running       |4236          | …デフォルトエントリ
|EURPM_MAIN    |Starting      |              | 
|EURPM_SUB     |Stopping      |4242          | 
| .            | .            | .            | 
| .            | .            | .            | 
| .            | .            | .            | 
|EURPM_TEST    |Stopped       |              | 
+--------------+--------------+--------------+ 
　
<EURPMID>
EUR Print Managerの識別名を示します。
<Status>
EUR Print Managerの稼働状態を示します。
Running：稼働
Starting：起動処理中
Stopping：停止処理中
Stopped：停止
ErrorStopped：異常停止
Unknown：不明
<PID>
プロセスIDを示します。
プロセスIDは，StatusがRunning（稼働）またはStopping（停止処理中）の場合に表示されます。

(4)　EUR Print Managerの起動管理定義を登録する場合

(a)　形式
　
eurpmctrl
/m add
/id 識別名
〔/message | /nomessage〕
〔/mode ｛AUTO | MANUAL｝〕
〔/ini 環境設定ファイルパス〕
　
/m add
EUR Print Manager の制御種別を指定します。
  • add：EUR Print Managerの起動管理定義を登録します。
    ただし，起動管理定義の登録数が上限を超えた場合は，登録できません。最大5件の起動管理定義を登録できます。
/id 識別名
操作対象のEUR Print Managerの識別名を1〜16バイトの範囲で指定します。半角英数字および「_」（アンダースコア）を使用できます。
〔/message | /nomessage〕
標準エラー出力にメッセージを出力するかどうかを指定します。
  • /message：メッセージを出力します。
  • /nomessage：メッセージを出力しません。
指定を省略した場合は，/messageが仮定されます。/nomessageを指定した場合も，コマンドの終了コードは出力されます。
〔/mode ｛AUTO | MANUAL｝〕
EUR Print Managerを自動で起動するかどうかを指定します。
  • AUTO：自動で起動します。
  • MANUAL：手動で起動します。
指定を省略した場合は，/mode MANUALが仮定されます。
〔/ini 環境設定ファイルパス〕
EUR Print Managerが使用する環境設定ファイルの格納先をフルパスで指定します。指定を省略した場合は，デフォルトのパス（Windows環境の場合：EURPMインストールパス，UNIX/Linux環境の場合：/etc/opt/eurpm/）が仮定されます。
(b)　指定例

識別名が「EURPM_TEST」のEUR Print Managerの起動管理定義を登録します。

　
eurpmctrl /m add /id EURPM_TEST /message /ini C:\Program Files\EURPM_TEST
　

(5)　EUR Print Managerの起動管理定義を変更する場合

(a)　形式
　
eurpmctrl
/m chg
/id 識別名
〔/message | /nomessage〕
〔/mode ｛AUTO | MANUAL｝〕
〔/ini 環境設定ファイルパス〕
　
/m chg
EUR Print Manager の制御種別を指定します。
  • chg：EUR Print Managerの起動管理定義を変更します。
/id 識別名
操作対象のEUR Print Managerの識別名を1〜16バイトの範囲で指定します。半角英数字および「_」（アンダースコア）を使用できます。
〔/message | /nomessage〕
標準エラー出力にメッセージを出力するかどうかを指定します。
  • /message：メッセージを出力します。
  • /nomessage：メッセージを出力しません。
指定を省略した場合は，/messageが仮定されます。/nomessageを指定した場合も，コマンドの終了コードは出力されます。
〔/mode ｛AUTO | MANUAL｝〕
EUR Print Managerを自動で起動するかどうかを指定します。
  • AUTO：自動で起動します。
  • MANUAL：手動で起動します。
指定を省略した場合は，自動起動の定義は変更されません。
〔/ini 環境設定ファイルパス〕
EUR Print Managerが使用する環境設定ファイルの格納先をフルパスで指定します。指定を省略した場合は，環境設定ファイルの格納先のフルパスの定義は変更されません。
(b)　指定例

識別名が「EURPM_SUB」のEUR Print Managerが自動で起動するように，起動管理定義を変更します。

　
eurpmctrl /m chg /id EURPM_SUB /message /mode AUTO
　

(6)　EUR Print Managerの起動管理定義を削除する場合

(a)　形式
　
eurpmctrl
/m del
〔/message | /nomessage〕
〔/kind ALL | /id 識別名〕
　
/m del
EUR Print Manager の制御種別を指定します。
  • del：EUR Print Managerの起動管理定義を削除します。
〔/message | /nomessage〕
標準エラー出力にメッセージを出力するかどうかを指定します。
  • /message：メッセージを出力します。
  • /nomessage：メッセージを出力しません。
指定を省略した場合は，/messageが仮定されます。/nomessageを指定した場合も，コマンドの終了コードは出力されます。
〔/kind ALL〕
操作対象のEUR Print Managerを指定します。このオプションは/idオプションと同時に指定できません。
  • ALL：起動管理定義に登録されているすべてのEUR Print Managerを操作対象とします。
〔/id 識別名〕
操作対象のEUR Print Managerの識別名を1〜16バイトの範囲で指定します。半角英数字および「_」（アンダースコア）を使用できます。このオプションは/kindオプションと同時に指定できません。
(b)　指定例

識別名が「EURPM_TEMP」の起動管理定義を削除します。

　
eurpmctrl /m del /message /id EURPM_TEMP
　

(7)　EUR Print Managerの起動管理定義の登録内容を確認する場合

(a)　形式
　
eurpmctrl
/m disp
〔/message | /nomessage〕
〔/kind ALL | /id 識別名〕
　
/m disp
EUR Print Manager の制御種別を指定します。
  • disp：EUR Print Managerの起動管理定義の登録内容を確認します。
〔/message | /nomessage〕
標準エラー出力にメッセージを出力するかどうかを指定します。
  • /message：メッセージを出力します。
  • /nomessage：メッセージを出力しません。
指定を省略した場合は，/messageが仮定されます。/nomessageを指定した場合も，コマンドの終了コードは出力されます。
〔/kind ALL〕
操作対象のEUR Print Managerを指定します。このオプションは/idオプションと同時に指定できません。
  • ALL：起動管理定義に登録されているすべてのEUR Print Managerを操作対象とします。
〔/id 識別名〕
操作対象のEUR Print Managerの識別名を1〜16バイトの範囲で指定します。半角英数字および「_」（アンダースコア）を使用できます。このオプションは/kindオプションと同時に指定できません。
(b)　指定例

起動管理定義に登録されているEUR Print Managerの登録内容を確認します。

　
eurpmctrl /m disp /message
　

EUR Print Managerの起動管理定義の登録内容は，標準出力（stdout）に出力されます。出力例を次に示します。

　
+-----------+-----------+-----------------------------------------
|<EURPMID>  |<AutoFlag> |<DefinitionFile>
+-----------+-----------+-----------------------------------------
|EURPM      |AUTO       |/etc/opt/eurpm/      …デフォルトエントリ
|EURPM_MAIN |AUTO       |/etc/opt/eurpm/EURPM_MAIN/
|EURPM_SUB  |MANUAL     |/etc/opt/eurpm/EURPM_SUB/
| .         | .         | .                     
| .         | .         | .                     
| .         | .         | .                     
|EURPM_TEST |MANUAL     |/etc/opt/eurpm/EURPM_TEST/
+-----------+-----------+-----------------------------------------
　
<EURPMID>
EUR Print Managerの識別名を示します。
<AutoFlag>
EUR Print Managerを自動で起動するかどうかを示します。
AUTO：自動で起動します。
MANUAL：手動で起動します。
<DefinitionFile>
環境設定ファイルパスを示します。

(8)　EUR Print Managerの自動起動の設定をする場合

(a)　形式
　
eurpmctrl
/m auto
/mode ｛AUTO | MANUAL｝
〔/message | /nomessage〕
〔/kind ALL | /id 識別名〕
　
/m auto
EUR Print Manager の制御種別を指定します。
  • auto：EUR Print Managerの自動起動の設定をします。
/mode ｛AUTO | MANUAL｝
EUR Print Managerを自動で起動するかどうかを指定します。
  • AUTO：自動で起動します。
  • MANUAL：手動で起動します。
〔/message | /nomessage〕
標準エラー出力にメッセージを出力するかどうかを指定します。
  • /message：メッセージを出力します。
  • /nomessage：メッセージを出力しません。
指定を省略した場合は，/messageが仮定されます。/nomessageを指定した場合も，コマンドの終了コードは出力されます。
〔/kind ALL〕
操作対象のEUR Print Managerを指定します。このオプションは/idオプションと同時に指定できません。
  • ALL：起動管理定義に登録されているすべてのEUR Print Managerを操作対象とします。
〔/id 識別名〕
操作対象のEUR Print Managerの識別名を1〜16バイトの範囲で指定します。半角英数字および「_」（アンダースコア）を使用できます。このオプションは/kindオプションと同時に指定できません。
(b)　指定例

識別名が「EURPM_TEST」のEUR Print Managerが自動で起動するように設定します。

　
eurpmctrl /m auto /mode AUTO /message /id EURPM_TEST
　

なお，EUR Print Managerの自動起動の設定方法については，「6.1.1　自動起動の設定」を参照してください。

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