蓄積ファイルを格納するフォルダに必要なディスク容量は，次の計算式で算出します。

ディスク容量＝蓄積ファイルのデータ量×蓄積ファイル数　(単位：KB)

(a)　蓄積ファイルのデータ量

蓄積ファイルのデータ量は，次のように求めます。

蓄積ファイルのデータ量＝a+b+3　(単位：KB)

a：蓄積ファイルに格納する印刷データのサイズ(単位：KB)

b：蓄積ファイルを印刷したり，属性を変更したりした場合に保存される履歴データの総量(単位：KB)

履歴データの総量は，「1回分の履歴データ×保存できる履歴データのレコード数」で求められます。1回分の履歴データの平均値は0.4（KB）です。保存できる履歴データのレコード数は，100（個）です。例えば，1回分の履歴データのサイズが0.4（KB）の場合，bの値は0.4×100=40（KB）となります。

3：蓄積ファイルで必要なヘッダ部分のバイト数（単位：KB）（固定）

(b)　蓄積ファイル数

フォルダ内に保存する蓄積ファイル数は，次のように求めます。

蓄積ファイル数＝c×d

c：1日に発生する帳票の蓄積数（個）

d：蓄積ファイルの蓄積期限日数（日）

蓄積期限日数は，帳票を蓄積するときに設定できます。蓄積時に起動部品で指定しなかった場合は，EUR Print Manager - Adapterの環境設定ファイル（EURPMADP.ini）のSPOOLLIMITキーの設定に従います。デフォルトは，30（日）です。

蓄積ファイルを格納するフォルダに必要なディスク容量の算出例を次に示します。

• 印刷データのサイズ：8.6KB
• 履歴データの総量：40KB（1回分の履歴データのサイズが0.4KBで，レコード数が100個）
• 1日に発生する帳票の蓄積数：1,000個
• 蓄積期限日：30日
  

  ディスク容量＝(8.6+40+3)×1,000×30＝1,548,000　(単位：KB)