帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR Print Manager 帳票出力
![[目次]](FIGURE/CONTENT.GIF)
![[用語]](FIGURE/GLOSS.GIF)
![[索引]](FIGURE/INDEX.GIF)
![[前へ]](FIGURE/FRONT.GIF)
EUR Print Managerでは,印刷管理サーバから各拠点に配置したサーバ(拠点サーバ)に帳票を振り分けます。拠点サーバが帳票を受信すると,指定したプリンタから自動で印刷されます。そのため,拠点サーバでは,帳票を印刷するたびに印刷環境を設定する手間が掛かりません。
拠点サーバで印刷するには,Windows版のEUR Print Manager - Report Serverが必要です。拠点サーバがUNIX/Linux環境の場合は,拠点サーバでの印刷はできません。
拠点サーバでの印刷の流れを次に示します。
図1-1 拠点サーバでの印刷の流れ
![[図データ]](FIGURE/ZU010170.GIF)
拠点サーバでの印刷方法は,目的によって次のように使い分けられます。
- 出力先をわかりやすい任意の名前で管理したい場合
- 出力先に任意の名前(プリンタクラス名)を付けられるため,出力先を簡単に管理できます。プリンタクラスは,プリンタとトレイを組み合わせて定義したものです。帳票の出力先をプリンタクラス名で指定すると,プリンタとトレイを一度に指定して印刷することもできます。拠点サーバのプリンタクラスの設定については「4.3 拠点プリンタクラスの設定」を参照してください。
- 帳票をOS上のプリンタで指定して印刷したい場合
- 帳票の出力先をOS上のプリンタ名で直接指定して印刷できます。OS上のプリンタ名の指定方法については「1.2 拠点サーバでの印刷」,または「1.3 EUR Print Serviceと連携した拠点サーバでの印刷」を参照してください。
- 帳票名ごとに出力するプリンタを変更したい場合
- 帳票振り分け定義を使って,帳票名ごとに,指定したプリンタに自動で振り分けて印刷します。帳票振り分け定義を使うと,セパレータ出力などのトレイ振り分けができます。また,同じ名前の帳票を別のプリンタに出力することもできます。帳票名ごとに出力するプリンタを変更する方法については「1.2 拠点サーバでの印刷」を参照してください。
- JP1と連携した仕分け印刷をしたい場合
- 拠点サーバのEUR Print Serviceと連携して印刷することで,JP1と連携した仕分け印刷ができます。JP1と連携した仕分け印刷の方法については「1.3 EUR Print Serviceと連携した拠点サーバでの印刷」を参照してください。
- 帳票を任意の時点で印刷したり,再印刷したりしたい場合
- 印刷管理サーバから受信された帳票(印刷データ)を拠点サーバに蓄積できます。拠点サーバに蓄積された印刷データにリクエストを送ることで,プリンタの空き時間を利用して印刷したり,同じ帳票を何度も印刷したりできます。蓄積した印刷データの印刷方法については「2. 蓄積印刷」または「3. GUIによる蓄積管理」を参照してください。
- 印刷リクエストの処理件数を制御して印刷したい場合
- 印刷リクエストが集中した場合,マルチスレッドによる印刷リクエスト処理の並列処理数を指定することで,印刷管理サーバの処理負荷を軽減できます。特に,蓄積印刷での印刷リクエストでは,リクエストを受け付けると順次に処理されるため,一定件数以上の印刷処理が実行されることでの印刷管理サーバの処理負荷を抑止できます。
- 印刷リクエスト処理の並列処理数は,環境設定ファイルのTHREADセクションで設定します。環境設定ファイルについては,「16. 実行環境の設定」を参照してください。
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi, Ltd.
All Rights Reserved. Copyright (C) 2009, 2011, Hitachi Solutions, Ltd.