帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR サーバ帳票出力

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11.2.6 JavaBeans起動部品で帳票を出力するときの注意

JavaBeans起動部品を使用して帳票出力する場合は,JavaBeans起動部品からfork&exec関数によって,eurpsコマンドをプロセス起動します。このとき,fork関数の発行によって,親プロセス(Webアプリケーション)のメモリ空間のコピーが一時的に作成されます。親プロセス(Webアプリケーション)のメモリ所要量が大きい場合や,EUR サーバ帳票出力機能による印刷の同時実行数が多い場合は,forkに失敗しEUR サーバ帳票出力機能が実行できないことがあります。

Webアプリケーションを構築するときは,次に示す事項に注意してください。

注※
OSのページングスペースは,次に示す式で求めます。
OSのページングスペース=M×N
M:業務アプリケーションのメモリ所要量
N:多重度
<この項の構成>
(1) JavaBeans起動部品でuCosminexus Application Serverのメソッドキャンセル機能を実行する場合

(1) JavaBeans起動部品でuCosminexus Application Serverのメソッドキャンセル機能を実行する場合

printReportメソッドの呼び出しでは,EUR サーバ帳票出力機能のプロセスを起動し,印刷処理を実行したあと,このプロセスの終了を待ち,プロセス終了後にprintReportメソッドからリターンします。EUR サーバ帳票出力機能のプロセスが終了する前にメソッドキャンセルが実行されると,EUR サーバ帳票出力機能のプロセスの終了を待たずにThreadDeathが返されます。このため,printReportメソッド実行中にメソッドキャンセルを実行する場合は,EUR サーバ帳票出力機能のプロセスも停止するようにしてください。