帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR サーバ帳票出力
接続情報ファイルは,メモ帳などのテキストエディタを開いて作成,または編集してください。任意の拡張子のファイルを使用できます。
△キーワード△=△値△
接続情報ファイルに記述するキーワードを次に示します。接続情報ファイルに指定するキーワードは,大文字,小文字を区別します。
なお,不正なキーワードが指定された場合は,エラー(KEEU055-E)になります。
表7-24 接続情報ファイルのキーワード
| キーワード | 値 | 省略の可否 |
|---|---|---|
| DABrokerHost | DABrokerのホスト名またはIPアドレスを指定します。 | × |
| DBType | データベースの種別を指定します。指定できる種別※1は,「HiRDB」「ORACLE」または「SQLServer」です。 | × |
| SendBufferSize | 送受信領域サイズを,1〜16,000(KB)の値で指定します。 | × |
| TimeoutInterval | 応答監視時間を,0〜3,600(秒)の値で指定します。 | × |
| Hostname※2 | データベースの種別ごとに,データベースホスト名を指定します。
|
○ |
| HostInfo※2 | データベースの種別ごとに,データベース識別子を指定します。
|
○ |
| User※2,※3 | ユーザIDを指定します。 | × |
| Password※2,※3 | パスワードを指定します。暗号化したパスワードも指定できます。パスワードの暗号化については,「7.9.1(5) パスワードの暗号化」を参照してください。 | ○ |
| QueryExclusiveString※2 |
|
○ |
| EncryptPassword | パスワードが,暗号化されているかされていないかが設定されます。 このキーワードは,接続情報パスワード暗号化ツールを実行すると自動的に設定されるので,指定および変更をしないでください。 |
△ |
接続情報ファイルの指定例を次に示します。
DABrokerHost = hostname DBType = HiRDB SendBufferSize = 64 TimeoutInterval = 60 User = USERID QueryExclusiveString = WITH ROLLBACK
各データベースへ接続する場合の注意事項について説明します。データベースの接続設定については,「付録B DABrokerの利用」を参照してください。
DABrokerがインストールされているマシンに,HiRDBのクライアントの設定をしてください。そこで設定したホスト名,IPアドレスまたは接続ポート名を,キーワードHostnameに指定してください。HiRDBのクライアントの設定については,マニュアル「HiRDB UAP開発ガイド」を参照してください。
DABrokerがインストールされているマシンに,Oracleのクライアントの設定をしてください。そこで設定したネットサービス名称を,キーワードHostnameに指定してください。Oracleのクライアントの設定については,Oracleのマニュアルを参照してください。
DABrokerがインストールされているマシンで,システムデータソースとして,SQL ServerのODBCデータソースを追加してください。
SQL ServerのODBCデータソース追加時の設定で,「SQL Serverが,ログインIDの権限の確認を行う方法は?」に「ユーザーが入力するSQL Server用のログインIDとパスワードを使う」を選択してください。
追加したSQL ServerのODBCデータソース名を,キーワードHostnameに指定してください。
セキュリティを強化するために,接続情報ファイルに設定されたキーワードPasswordのパスワードを暗号化できます。パスワードを暗号化すると,接続情報ファイルのキーワード「EncryptPassword」に「TRUE」が設定されます。
パスワードの暗号化は,接続情報パスワード暗号化ツールで行います。 接続情報パスワード暗号化ツールは,EUR Developer,EUR Print Service,およびEUR Print Service Enterpriseに同梱されています。
eurecdif.exe
/if 暗号化対象ファイルパス
/of 出力先ファイルパス
eurecdif
-if 暗号化対象ファイルパス
-of 出力先ファイルパス
パスワード暗号化ツールのコマンドを実行すると,接続情報ファイルの中のパスワードだけを暗号化し,指定したファイルに出力されます。暗号化前のファイルへの上書きはできません。
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