帳票システム構築支援 uCosminexus EUR uCosminexus EUR サーバ帳票出力
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setMultiUserDataFileNameメソッド
setMultiReportFileNameメソッドで複数の帳票ファイルを指定して出力する場合,各帳票ファイルで使用するユーザ定義データ用のデータファイル名,または可変記号値定義ファイル名を配列で指定します。帳票との対応づけは,配列の要素順です。
形式
public void setMultiUserDataFileName(String newMultiUserDataFileName)
引数
- newMultiUserDataFileName
- ユーザ定義データ用のデータファイル名,または可変記号値定義ファイル名を配列で指定します。
- なお,n番目(先頭はゼロ)の帳票に対するデータファイルを省略したい場合は,配列のn番目の要素にnullを指定してください。
- (例)2番目の帳票のデータファイルを省略する場合
fms[0]="Sample1.fms"; //帳票ファイル名を配列fmsに設定
fms[1]="Sample2.fms";
fms[2]="Sample3.fms";
//データファイル名を配列usrに設定
usr[0]="Data1.csv";
usr[1]=null;
usr[2]="Data3.csv";
解説
データファイルからデータを読み込む場合,setMultiReportFileNameメソッドで指定した帳票ファイルと同じ配列要素数のデータファイル名を指定してください。
データベースからデータを読み込む場合は,可変記号値定義ファイル名を指定してください。
ファイル名は,フルパス,相対パス,またはファイル名だけのどれかで指定してください。ファイル名をフルパスで指定しなかった場合は,次に示す順にファイルを検索します。
- Windows環境の場合
- setUserDataFilePathメソッドで指定されているフォルダ
- 環境設定ファイル(EURPS_ENV)の変数EURPS_USERDATAPATHに設定されているフォルダ
- EUR Developer,EUR Print Service,またはEUR Print Service Enterpriseのインストール先フォルダ
- UNIX/Linux環境の場合
- setUserDataFilePathメソッドで指定されているディレクトリ
- 環境設定ファイル(eurps_env)の変数EURPS_USERDATAPATHに設定されているディレクトリ
- ホームディレクトリ(環境変数HOMEで設定したディレクトリ)
- /var/opt/eurpsディレクトリ
setUserDataFileNameメソッドとsetMultiUserDataFileNameメソッドを同時に指定した場合は,setMultiUserDataFileNameメソッドの指定が有効になります。
帳票出力を実行する前に,指定したファイル名を見直してください。
- 存在するファイル,または読み込み権限のあるファイルを指定してください。指定したファイルがなかったり,読み込み権限が与えられていないファイルを指定した場合は,エラー(KEEU006-E,またはKEEU054-E)になります。
- ファイル名に指定できる文字数は,次のとおりです。指定したファイル名に誤りがある場合は,エラー(KEEU009-E)になります。
- Windows環境の場合
フルパスで指定する場合は半角259文字以内
相対パス,またはファイル名だけで指定する場合は半角255文字以内
- UNIX/Linux環境の場合
フルパスで1,023バイト以内
- ファイル名には「"」を含めないでください。ファイル名に「"」が含まれていると,エラー(KEEU600-E)になります。
- 指定した可変記号値定義ファイルの内容に誤りがある場合は,エラー(KEEU056-E)になります。
- setMultiReportFileNameメソッドの引数で指定した配列の個数と,setMultiUserDataFileNameメソッドの引数で指定した配列の個数は同じにしてください。異なる場合は,エラー(KEEU600-E)になります。
戻り値
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